【請求された事例004】職場の既婚女性との不倫がバレて、その夫から慰謝料150万円を請求された
依頼者のプロフィール
性別 | 男性 |
年代 | 20代 |
子ども | 無し |
婚姻状況 | 既婚(婚姻期間1年) |
請求 / 被請求 | 慰謝料請求された側 |
依頼前と依頼後の状況
依頼前職場の既婚女性との関係が発覚し、その夫から150万円の慰謝料請求を受けた。
依頼後慰謝料を50万円に減額調整し、示談が成立。
ご依頼者の状況
夜勤シフトで一緒に働く年上の既婚女性(28歳)と、仕事終わりの食事を重ねるうちに親密になり、3回ほどビジネスホテルで関係を持ちました。不倫期間は2ヶ月程度と短期でした。依頼者は相手が既婚者と知りながらも関係を持ってしまい、発覚後は深く後悔していました。
発覚のきっかけは、同じ職場の先輩が2人の様子を不審に思い、相手の夫に連絡したことでした。夫が妻の携帯電話を確認したところ、LINEでのやり取りや写真が見つかり、不倫が明らかになりました。
依頼者には貯金が30万円程度しかなく、実家からの援助も期待できない状況でした。また、会社にも不倫が知られることで悪影響が出ることを懸念していました。
弁護士法人AOの
慰謝料問題の解決方法
本件は不倫期間が2ヶ月程度と短く、関係を持った回数も限定的であったこと、また依頼者が若年で収入も少ないことなどを考慮して解決方法を検討しました。相手方代理人との示談交渉では、依頼者の若年性や収入状況を説明した上で、現実的な解決案を提示することに注力しました。同時に、早期解決により双方が得られるメリット、特に相手方夫婦の関係修復に向けた環境整備について丁寧に説明を行いました。
最終的な解決として、慰謝料を50万円とすることで合意に至りました。
支払方法については、頭金として20万円を支払い、残額を月3万円の分割払いとすることで、依頼者の経済状況に配慮した現実的な支払計画を立てることができました。
示談書では、今後の接触禁止を明確に定め、違反した場合の違約金条項も設定しました。また、相手方夫婦の円満な関係修復を妨げない旨も誓約させ、将来に禍根を残さない形での決着となりました。