上司との不倫は今すぐ終わらせるべき!あなたに降り掛かる慰謝料と退職・解雇

もし、あなたが今会社の上司と不倫関係にあり、今後のことに悩んでいるなら、不倫関係を続けることで起こり得る上司の奥さんからの慰謝料請求・あなたの退職・解雇といったトラブル、上司の離婚と再婚の障壁について把握しておきましょう。

不倫をやめられるなら、それに越したことはありません。社内不倫がトラブルに発展し、最終的に不倫を後悔した方を私たち弁護士は多く見ているからです。
この記事を通じて、上司との不倫関係を続けた際のリスクを把握し、自分自身のために最善の判断をしてください。

上司との不倫を今すぐ終わらせるべき3つの理由

・上司の奥さんに慰謝料を請求されて別れることになるから
・不倫が原因で仕事を辞めることになるから
・上司と別れた後に慰謝料請求されるかもしれないから

あなたが上司との不倫関係を続ける中で、今後様々なことが起こり得ます。
その中でも大きな出来事は、慰謝料請求、退職、結婚の3つです。

上司の奥さんに慰謝料を請求されて別れることになる

不倫関係が終わるきっかけとして多いのが、不倫を知られて慰謝料請求をされることです。
上司の奥さんが不倫を知ると、奥さんはあなたか上司に対して慰謝料を請求することができます。

不倫によって夫婦がすぐに離婚する場合は、奥さんが上司に対して慰謝料請求することもありますが、その場合を除けば、奥さんはあなたに対して慰謝料を請求するでしょう。
そして、不倫が事実で、奥さんが証拠を持っていれば、慰謝料の支払いから逃れることは難しいでしょう。

あなたは、数十万円から100万円程度の慰謝料を支払うことになります。
そして、慰謝料を支払うだけでなく、上司と別れることを求められます。
別れることを拒否すれば、慰謝料が高額になることが予想されますし、別れたフリをして不倫を続け、またバレると、再度慰謝料を請求されます。
そのため、慰謝料を支払って別れることになるケースがほとんどです。

つまり、上司の奥さんに不倫を知られると、不倫関係が終わり、慰謝料の支払いだけが残ります。

不倫が原因で仕事を辞めることになる

・社内不倫が知られ、会社から退職を促される
・上司の奥さんから退職を求められる
・上司と別れ、同じ職場に居づらくなって退職

不倫が原因で仕事を辞めることになるケースは珍しくありません。
あなたと上司の不倫関係を知ったことを理由にあなたや上司を解雇することは違法となる可能性が高く、不倫を知った上司の奥さんが退職を強制することも法的には認められないのですが、結果として自らの意思で辞めることになるケースは多いです。
不倫による会社の退職については、記事の後半でも詳しく解説しています。

上司と別れた後に慰謝料請求されるかもしれない

奥さんに知られる前にあなたと上司が別れたとしても安心ではありません。
後日、上司の奥さんが過去に上司とあなたが不倫していたことを知った場合、そのタイミングで慰謝料請求される可能性があります。
法律では、過去の不倫で慰謝料請求をすることが認められているからです。
そのため、既に上司と不倫関係にあるなら、今すぐ別れたとしても、将来、慰謝料を請求されるリスクは残ります。

なお、不倫の慰謝料請求の時効は3年と言われていますが、奥さんが不倫を知ってから3年となりますので、不倫から3年や別れてから3年が経過しても慰謝料請求のリスクがなくなるわけではありません。

>>不倫の慰謝料請求の時効について知りたい方はこちら

社内不倫で解雇は違法!でも、結果として退職するケースは多い


第一章でもお伝えしたように、不倫が原因で仕事を辞めるケースは少なくありません。
上司との関係が良好な時は仕事も恋も順調かもしれませんが、会社に不倫がバレる、上司の奥さんに不倫がバレる、上司と別れる、といったことが仕事に影響を与えます。

不倫が原因の解雇は違法

社内不倫を知った会社は、業務への影響などを考慮し、当事者の退職を考えるかもしれません。
この際、会社の中で役職が高い上司を残し、あなたを辞めさせようと考える可能性は高いでしょう。
法的な目線で考えれば、不倫を理由に従業員を解雇することは不当解雇と判断される可能性が高く、たとえ就業規則等で不倫を禁ずる文言が記載されている場合でも、不倫が原因の解雇は不当解雇の可能性があります。
しかし、そうであっても(または、そのことを認識しておらず)、解雇してくる会社はあります。
また、解雇ではなく、部署異動や転勤などを会社から命じられることもあります。

解雇されなくても居づらくなって退職することが多い

解雇はされないけど、会社から退職を促されることがあります。いわゆる退職勧奨です。
同僚に社内不倫を知られて冷ややかな目で見られるようになることもあります。

また、奥さんや会社にバレなかったとしても、その他の理由で上司と別れることもあるでしょう。
同じ会社の同じ部署であれば、別れた後も毎日顔を合わせ続けることになります。
このように、会社に居づらい、上司と顔を合わせたくないといった状況になり、結果として自主退職するケースが多くあります。

上司の奥さんが退職を求めたり、会社にバラしたりすることも

上司の奥さんから慰謝料を請求された際に、「会社を退職してほしい」と要求されることがあります。
第一章でも触れましたが、上司の奥さんがあなたの退職を強制することは法的に認められないため、あなたが退職に応じる義務はありません。
慰謝料の支払いには応じるけど会社を辞めたくないのであれば、あなたはその旨を主張することが可能性です。

一方で、奥さんからの退職の要求を慰謝料減額の材料とすることも可能です。
退職要求を受け入れる代わりに、慰謝料を減額してほしいと交渉すれば認められる可能性がありますので、今の会社に居続けることが必須ではない場合は、選択肢の一つになります。

また、上司の奥さんが、あなたや上司への仕返しとして、不倫をワザと会社にバラす可能性もあります。
バラされてしまうと、先ほどご説明したように会社から退職を迫られたり、会社に居づらくなり、結果として退職することになる可能性があります。

なお、「奥さんに会社に不倫をバラされた」「バラされたことが原因で会社を辞めた」などの事情があると、これも慰謝料減額の理由になり得ます。

上司との不倫がトラブルになったら弁護士に相談

・上司の奥さんからの慰謝料請求
・会社に不倫が知られたことによる不当解雇

上司との不倫関係で、この先上記のようなトラブルが発生した際は弁護士に相談することをおすすめします。

上司の奥さんから慰謝料請求をされた場合、弁護士に慰謝料の減額交渉を任せることで慰謝料を減額できる可能性があり、奥さんが高額な慰謝料を請求してきたケースでは、100万円以上減額できる可能性もあります。
また、社内不倫が原因で解雇された場合は、弁護士を通じて会社に不当解雇の解決金を請求可能で、給与3ヶ月〜6ヶ月分程度が支払われる可能性があります。
不当解雇の解決金は、従業員が請求しても会社が相手にしてくれないケースも多いため、弁護士への相談が有効です。

弁護士法人AOでは、無料相談を実施しております。
上司との不倫が原因でトラブルに巻き込まれた際は、弁護士までご相談ください。

なお、不倫で慰謝料を請求されてしまった時に弁護士に相談した方が良い理由については、こちらで詳しくご説明していますので、合わせてご確認ください。

まとめ

上司との不倫関係を続けた際に起こり得ることをご説明いたしました。
最後に、この記事でご説明したことをおさらいしましょう。

・上司の奥さんに不倫を知られると、慰謝料を支払って別れることになる
・職場不倫が会社に知られると、退職することになる可能性がある
・今、上司と別れても、過去の不倫として慰謝料を請求されるリスクがある
・上司の奥さんから慰謝料を請求されたら、弁護士に相談して減額交渉を行う
・不倫が原因で会社を解雇されたら、不当解雇の解決金を請求できる可能性がある

上司と不倫関係にあり、今後に悩んでいるなら、この記事でご紹介したような大きなトラブルが怒る前に決断をすることをおすすめします。
悩んでいるうちに上司の奥さんや会社に知られる可能性があり、既にリスクがある状況ということも理解しておきましょう。
慰謝料請求や退職のトラブルに巻き込まれた際は、弁護士法人AOまでご相談ください。

慰謝料請求されて払えず困っている方は、対処法や減額交渉に役立つ知識も解説しているこちらの記事もご確認ください。

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