旦那の浮気、放っておくのはダメ。弁護士が教えるリスクと対処法
旦那の浮気を把握しているけど「旦那にあまり関心がないから気づかないフリをしている」「大きなトラブルになるのが怖い」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、旦那の浮気をほっとくのはおすすめできません。放っておいてもメリットはほとんどなく、離婚や浮気相手の妊娠など、より大きなトラブルになってしまうリスクがあるからです。
旦那の浮気は放っておかずに慰謝料請求で終わらせましょう。
このページでは、旦那の浮気を放っておいた際に身に降りかかるリスクや、浮気の慰謝料請求のポイントをご説明しています。
目次
旦那の浮気を放っておいてはいけない4つの理由
旦那の浮気を放っておくと起こってしまうこと
・旦那が浮気相手に本気になり、離婚を考える
・「旦那に関心がない」と思われ、離婚内容に影響
・ 浮気相手を妊娠させてしまう
・ダブル不倫で慰謝料請求をされる
旦那の浮気を放っておくと上記のようなことが起こるかもしれません。
まず、浮気を放っておいても自然消滅する可能性は低く、旦那は浮気を繰り返す可能性が高いです。
それだけであれば、まだあなたのリスクは小さいですが、旦那が浮気を繰り返すうちに本気で好きな浮気相手ができ、あなたとの離婚を考える可能性や相手を妊娠させてしまう可能性もあります。
また、旦那の浮気相手も既婚者だと、浮気相手のご主人から慰謝料を請求される可能性もあります。
旦那の浮気を放っておくと、あなたにも問題が降りかかることがあるのです。
それでは上記の出来事を一つずつ深掘りしてご説明します。
旦那が浮気相手に本気になり、離婚を考える
旦那がちょっとした火遊び気分で始めた浮気が、本気の恋愛関係に発展する可能性は否定できません。
そうなると、旦那が離婚を考えることや、浮気相手があなたと旦那を別れさせようと考える可能性もあります。
「旦那には関心がないけれど離婚は困る」という方も少なくないでしょう。
「遊びの浮気だろうから」と放っておくと、事態は大ごとになり、離婚というあなたが望まない結末になる可能性があります。
「旦那に関心がない」と思われ、離婚内容に影響
あなたが浮気を放っておいていることに旦那も気がついているかもしれません。
「指摘したいけれど言い出すのが怖い」「大ごとにするのが面倒」など、浮気を放っておいている理由はさまざまだと思いますが、何も言われない旦那は、「妻は、よほど自分に興味がない」と認識するでしょう。
このことが本気の浮気に発展するきっかけになり得ますし、浮気相手が旦那に対し、「妻はあなたに興味がない。私のほうがあなたを愛してる。」などと伝え、旦那を振り向かせようとすることに利用するかもしれません。
また、「旦那に関心がない=夫婦関係が崩壊している」とも捉えられかねません。
旦那の浮気が原因で離婚をするなら、本来、慰謝料や財産分与などはあなたにとって有利な条件で離婚が成立しますが、「浮気をする前から夫婦関係は崩壊している」と言われてしまい、離婚の条件があなたにとって有利なものにならない可能性があります。
浮気相手を妊娠させてしまう
事態を大きく変えてしまうのが浮気相手の妊娠です。
浮気相手が妊娠をしたとなると、旦那の火遊びでは済まなくなります。
浮気相手が出産するのか、その場合に認知するか、養育費は支払うかといったことを考えなくてはいけません。
また、妊娠をきっかけに旦那があなたと離婚し、浮気相手との再婚を選択することだってあり得ます。
どちらにせよ、万が一浮気相手が妊娠をしたら、あなたにも大きな負担がかかることは間違いありません。
ダブル不倫で慰謝料請求をされる
旦那の浮気相手も既婚者の場合、あなたが放っておいても浮気相手のご主人が放っておかず、旦那が慰謝料を請求される可能性があります。
相手方の状況によって金額は異なりますが、少なくて数十万円、多いと300万円程度の慰謝料を支払わないといけなくなります。
請求されるのは旦那ですが、ご家族の家計は大きな経済的ダメージを受けます。
さらに、慰謝料を支払うために旦那が借金などをしたら家族の歯車は大きく狂ってしまうでしょう。
浮気を放っておくのではなく、慰謝料請求で終わらせよう
旦那の浮気は放っておくのではなく、浮気相手への慰謝料請求で終わらせましょう。
慰謝料請求をして旦那と浮気相手を別れさせることができれば、前の章でご紹介したリスクが具体化する前に浮気を終わらせることができます。
それでは、慰謝料請求することに関してどんなメリットがあるのでしょうか?
浮気を終わらせることができる
慰謝料請求をして旦那と浮気相手を別れさせれば、本気の浮気に発展することや、浮気相手が妊娠することを未然に防げます。
慰謝料請求は、浮気相手に慰謝料を支払わせる交渉と思われるかもしれませんが、慰謝料の金額以外に、「もう二度と会わない」「あった場合は違約金を支払う」などの条件も交渉で決めます。
そして、交渉成立後に作成する示談書に記載することで、浮気相手に経済的なダメージを与えるだけでなく、浮気を終わらせることも可能です。
旦那に対しても良いお灸になる
離婚しない場合、慰謝料請求は浮気相手に行いますので、旦那に慰謝料請求をすることはありません。
しかし、浮気相手に慰謝料請求をすることであなたの本気度が旦那にも伝わるはずです。
旦那が遊びで浮気をしているだけで離婚を望んでいないとしたら、「浮気をしていたら自分も妻から訴えられるかもしれない」「離婚を切り出されて子どもにも会えなくなるかもしれない」と考え、これまでの過ちを反省し、浮気をやめる可能性があります。
浮気相手に慰謝料請求をすることは、これまで好き勝手やってきたご主人に対しても良いお灸になるのです。
旦那に内緒で慰謝料請求できることもある
あなたが浮気相手の住所、氏名、電話番号などを把握している場合、旦那に内緒にしたまま浮気相手に慰謝料請求し、すべての手続きを完了できる可能性があります。
交渉の際に浮気相手に「旦那に言わずに慰謝料請求に応じ、旦那と別れるのであれば、慰謝料の金額は譲歩する」などの条件を提示し、あなたからも浮気相手側からも情報が漏れなければ、旦那に内緒にしたまま慰謝料請求ができるというわけです。
もちろん、浮気相手が応じるか次第なので必ずできるものではありませんが、「旦那に浮気を指摘するのが怖い」「できるだけ穏便に終わらせたい」といった理由で、これまで旦那の浮気を放っておいた方には適した方法でしょう。
浮気を常に気にする心配がなくなる
放っておいたとしても、旦那の浮気はストレスに感じるでしょう。
慰謝料請求で旦那の浮気を終わらせることができれば、旦那の浮気をストレスに感じる生活から解放され、あなたの負担も軽減されるはずです。
これを機に、もう一度、夫婦や家族の関係を深めていくことも可能です。
慰謝料を請求するには証拠が必要
浮気の証拠になるもの
・ラブホテルの領収書など物的証拠
・自白の音声データ
・肉体関係がわかるメッセージのやり取り
・ホテルなどに出入りする写真や動画
慰謝料請求をするには、上記のような浮気の証拠が必要です。
旦那の浮気を既に把握しているのであれば、何かしらの証拠や情報をお持ちの方が多いと思います。
そのため、一度弁護士に相談し、今持っている情報や証拠だけで慰謝料請求が可能か、追加で証拠を用意したほうが良いかなどをご確認ください。
証拠を集める時は旦那は放っておいたほうが良い
旦那の浮気は放っておかないことをおすすめしてきましたが、浮気の証拠を集める際は旦那のことは放っておくことをおすすめします。旦那を自由に泳がせておくためです。
旦那の警戒心が下がれば、浮気相手と会っている現場を撮影しやすくなったり、スマホを置いたまま離れたりなど、証拠を入手しやすくなります。
反対に「浮気に気付いている」といった発言をすると、旦那の警戒心が高まり、浮気の証拠を入手しづらくなりますのでご注意ください。
まとめ
旦那の浮気を放っておくことがダメな理由と対処法をご説明しました。
最後にこの記事でお伝えしたことを整理すると、旦那の浮気を放っておくと次のようなリスクがあります。
・旦那が浮気相手に本気になり、離婚を考える
・「旦那に関心がない」と思われ、離婚内容に影響
・ 浮気相手を妊娠させてしまう
・ダブル不倫で慰謝料請求をされる
そのため、旦那の浮気は放っておくよりも慰謝料請求で解決しましょう。
慰謝料請求をすることで浮気相手から慰謝料が支払われるだけでなく、次のようなことも期待できます。
・旦那と浮気相手を別れさせることができる
・あなたにリスクが降りかかることを未然に防げる
慰謝料請求の証拠や、慰謝料請求の方法、弁護士に依頼して慰謝料請求を行う際の費用などについて詳しくは、当事務所の無料相談でご確認ください。
浮気の慰謝料請求に精通した弁護士が、一つ一つ丁寧にお伝えいたします。
旦那の浮気は、大きなトラブルになる前に慰謝料請求で終わらせましょう。
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