任意整理をする際どのように弁護士を選ぶべき？ポイントを解説

任意整理をする際は、弁護士に依頼するのが一般的です。

自分で手続きもできますが、返済先と直接交渉する必要があるため、専門家を通した方が有利な条件で締結する可能性が高くなります。

今回は、任意整理をする際どのように弁護士を選ぶべきか、ポイントを解説します。

任意整理を弁護士に依頼するメリット

任意整理とは、貸金業者やクレジットカード会社と交渉し、借金を減額したり、返済の分割回数を増やしたりすることで、毎月の返済を楽にする手続きのことです。

任意整理は自分でもできますが、交渉を有利に進めるためには、弁護士など専門家に依頼するのがおすすめです。

任意整理を弁護士に依頼すると、「借金を減額できる（利息をカットできる）」「一括請求を分割支払いに変更できる」などのメリットが期待できます。

任意整理を依頼する弁護士を選ぶときのポイント

任意整理を依頼する弁護士を選ぶときのポイントは、以下のとおりです。

• 親身に相談に乗ってくれるか
• 弁護士費用が適正で支払い方法が柔軟か
• 債務整理の経験と実績が豊富にあるか
• 弁護士事務所が通いやすい場所にあるか
• デメリットもしっかり伝えてくれるか

それぞれ詳しく解説します。

親身に相談に乗ってくれるか

弁護士に初めて依頼をする方は、お金の相談ということもあり、不安を抱えるケースも少なくないでしょう。

任意整理の契約は、2〜3年続くことがあります。

まずは、弁護士が親身に相談乗ってくれるか、長く付き合っていけそうかを判断基準にしましょう。

弁護士費用が適正で支払い方法が柔軟か

任意整理を弁護士に依頼すると、費用が発生します。

弁護士を選ぶときは、任意整理の平均依頼費用を調べて、適正価格であるかを確認しましょう。

弁護士によっては、成果報酬型で着手金が無料であったり、依頼費用の後払い（分割払い）に対応していたりすることがあります。

依頼費用の支払いをすぐにするのが難しい場合は、支払い方法が柔軟な弁護士を選ぶのもおすすめです。

任意整理の経験と実績が豊富にあるか

弁護士の担当業務は多岐にわたりますが、債務整理の経験と実績が豊富にあると安心です。

弁護士事務所のHPや口コミなどを参考にして、信頼できる弁護士か判断しましょう。

弁護士事務所が通いやすい場所にあるか

任意整理を弁護士に依頼する場合、直接面談をしなくてはなりません。

任意整理は、インターネット上や電話のみで完結することはできません。

相談だけであれば、メールや電話でもできます。

何度も通う可能性があることを考えると、弁護士事務所は通いやすい場所にあるほうが安心です。

デメリットもしっかり伝えてくれるか

任意整理には、「交渉が成立するとは限らない」「クレジットカードやローンなどの新規契約が5年ほどできなくなる可能性がある」などのデメリットがあります。

弁護士を選ぶときは、任意整理に伴うデメリットやリスクまで、しっかり伝えてくれるか確認しましょう。

まとめ

任務整理は自分でもできますが、弁護士など専門家に依頼したほうが、交渉を有利に進めやすくなります。

弁護士を選ぶときのポイントは、「親身に相談に乗ってくれるか」「弁護士費用が適正で支払い方法が柔軟か」「債務整理の経験と実績が豊富にあるか」「弁護士事務所が通いやすい場所にあるか」「デメリットもしっかり伝えてくれるか」などを確認して判断することです。