モラハラ離婚の特徴
■モラハラとは
モラハラとは、精神的および心理的な暴力のことをいいます。
日々の言葉や態度の積み重ねによって、相手を少しずつ精神的・心理的に追いつめていくような行為がこれに当たります。
ここでは、モラハラ行為の典型例や、モラハラを理由として離婚することができるのか、といったことについて解説していきます。
●モラハラを理由に離婚することができるか
離婚する方法は、大きく3つあり、①協議離婚②調停離婚③裁判離婚があります。
①協議離婚では、お互いに話し合いを行って離婚に至るものですが、モラハラをする相手と対等に話し合うことはなかなか難しいと言えるでしょう。
②調停離婚では、家庭裁判所に調停を申し立てることで、調停委員が夫婦の間に入ってくれるため、直接2人で話し合うよりは、離婚について話をすることができるかもしれません。しかし、相手が離婚に頑なに応じない場合には、調停が不成立となり、③裁判離婚を目指すことになります。
③裁判離婚では、民法上に定めのある離婚事由に該当しない限り、離婚が認められることはありません。そのため、法定の離婚事由に当たることが必要となります。具体的には「その他婚姻を継続し難い重大な事由」にあたることを証明しなくてはなりません。
その際に必要となるのが、日常的にモラハラがあったことを示すような証拠です。録音や、毎日つけている日記など、様々なものが証拠になり得ます。
●モラハラ離婚の特徴
夫婦間でモラハラが行われ、離婚するに至るケースの特徴について説明していきます。
まず、大きな特徴としては、夫婦2人の関係が対等でないことが挙げられます。
どちらか一方が、相手の態度や言動に萎縮してしまい、言いたいことが言えないといった状況に陥ってしまっていることが多いのです。
また、モラハラをする人の特徴としては、外面がよく、周りからの評判がよいといった特徴があります。また、こだわりが強く、自分が正しいと思った意見以外は認めず、反対に自分の意見は押し通そうとする節があります。このような相手に有利に立たれてしまうと、不利な地位に置かれた被害者は萎縮してしまい、結果的に加害者の言いなりになってしまう、という悪循環が繰り返されることになります。
●モラハラに関するご相談は当事務所まで
弁護士法人AOでは港区、中央区、江東区、墨田区、品川区を中心に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の皆様からご相談を承っております。
依頼者とのコミュニケーションを大切にしながら、おひとりおひとりの「かかりつけ弁護士」として業務を遂行してまいります。
モラハラは、精神的疲労を伴うものであり、非常に苦しい状況にある方もいらっしゃるかもしれません。
周囲の第三者に相談することが解決への第一歩になりますので、ためらわずにご相談ください。弁護士には守秘義務がありますので、他の方には知られることなく、手続きを進めることができます。お困りの際には、お気軽にお問い合わせください。
当事務所が提供する基礎知識
-
不利な発言をしないよ...
離婚の話し合いは原則当事者同士で行います。当事者同士の話し合いで、合意が得られない場合には、離婚調停の申し立てが可能です。離婚調停は、調停委員が双方から主張を聞き、双方の合意を目的として行われます。目的は双方の合意ですの […]
-
養育費の減額と増額請...
■養育費とは養育費とは、子どもが社会的・経済的に自立するまでの間、必要となる費用のことをいいます。具体的には、生活費や医療費、教育費といったものになります。これらが養育費とされ、親は子どもに対して支払う義務を負っています […]
-
慰謝料請求したい場合
■慰謝料請求がしたい。どうすればいい?慰謝料請求をすることを考えている場合、その方法は主に「交渉」と「裁判」の2種類に分かれます。「交渉」「裁判」それぞれの流れについて以下にご紹介いたします。 〇交渉について交 […]
-
慰謝料の減額交渉の流...
■慰謝料減額交渉の流れとは?相手方の請求してきた慰謝料が高額であり支払うことが難しいと考えられる場合などは、慰謝料減額交渉を行うことができます。慰謝料減額交渉の具体的な流れとしては、まず原則として相手方との交渉を通じ慰謝 […]
-
慰謝料の減額交渉をす...
■慰謝料減額交渉をする際に注意すべきこととは?慰謝料減額交渉をする際には注意しなくてはならない点が複数存在するため、それぞれについて以下に詳しくご紹介いたします。 〇しっかりと謝罪の意を伝える慰謝料減額交渉は回 […]
-
離婚調停の流れ|不成...
離婚したいが配偶者と話し合いがまとまらない場合、離婚調停を申し立てるという選択肢があります。離婚調停は、家庭裁判所において、裁判官や調停委員という第三者の仲介を受けて、離婚に関する問題を話し合いで解決する手続きです。本稿 […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
ご挨拶
誰でも気軽に、身近に相談できる、敷居を感じさせない弁護士事務所です。司法書士時代の経験なども活かし、あなたと同じ立場に立ち・同じ意識を持って問題を解決します。
お気持ちに寄り添いながらも、客観的な証拠や結論もしっかりとお見せし、どのような場合も正直にお伝えします。
ご来所に抵抗がある方は、電話相談などもご活用ください。
代表者名 | 大橋正崇 |
---|---|
所属団体 | 第一東京弁護士会 |
経歴 |
出身地:高知県南国市 司法書士試験に合格後、様々な司法書士事務所で経験を積み、平成25年より司法書士事務所を立ち上げる。 そこで数々の事件を解決する中で、もっと活動範囲を広げ、多くの人の役にたちたいとの思いから司法試験に合格し弁護士になり、現在では弁護士法人AOの代表として日々活動中。 |
事務所概要
事務所名 | 弁護士法人AO |
---|---|
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目2ー10 虎ノ門桜田通ビル3階 |
TEL/FAX | 03-6811-2084/03-6811-2085 |
受付時間 | 9:00-19:00(時間外でも事前ご予約で対応可能です) |
定休日 | 土・日・祝日(事前ご予約で対応可能です) |
相談料 | 初回相談無料 |