主婦の妻に不倫の疑い!財産分与や慰謝料などへの影響は?
主婦である妻に不倫の疑いがある場合、自分が仕事をしている間に不倫をしているかもしれないなどの理由から、どのようにして不倫を暴いたら良いのか悩みますよね。
また、既に不倫が発覚している場合、「収入がない妻と離婚できるのだろうか?」「慰謝料を請求したところで妻にこんな額が支払えるのだろうか?」などの悩みが生じてはいませんか?
この記事では、主婦ならではの不倫の兆候や不倫の暴き方から、離婚や慰謝料請求について注意すべきことまでをご紹介します。この記事を参考にしながら夫婦関係や慰謝料請求をどうしたいかについて考え、損や後悔のない道を選んでいきましょう。
主婦の妻に見られる不倫の兆候
主婦の妻が不倫する場合、一般的な不倫の兆候に加えて特徴的な変化が現れます。
以下のような兆候が見られた場合、不倫の可能性が高くなると言えます。
【一般的な不倫の兆候については、こちらをお読みください!】
昼間に家を空けることが増えた
主婦が自由に使える時間は主に昼間であることが多いです。
よって、昼間に家を空ける時間が増えている場合、不倫が疑わしいです。
仕事などによって、妻が昼間に出かけているかどうかを確かめられないという場合、自宅に録音機器を仕掛けたり、突然電話をかけてみたり、事前に仕事だと伝えておいて抜き打ちで帰宅するなどの方法で確かめることができます。
家事が疎かになったor丁寧になった
不倫に時間を取られて家事が疎かになったり、反対に、不倫相手を自宅に招いているせいで家事が丁寧になっている場合があります。慌てて夕食の準備をしていたり、夕食に簡単なものが増えていたり、いつもは掃除していないところまで綺麗になっていたり、あなたの物が丁寧に片付けられているなど、家事に変化がないか確かめましょう。
変化に気付いたら、家事の変化について会話の中で自然に聞いて、返答やリアクションを見てみましょう。
また、不倫相手が自宅に来ていることが疑われる場合、自宅の中に不倫の証拠が残されているかもしれません。髪の毛が落ちていないか、お風呂のシャンプーの位置が変わっていないかなど確認しましょう。
出費が多くなった
不倫には少なからずお金がかかりますので、出費が増えている場合には不倫が疑わしいです。
特に家計の管理を妻に任せているという場合、一度確認してみましょう。
出費がかさんでしまったことで、パートを始めようとする人もいます。
今まではなかった高価そうなものがある
今までの妻なら買えなかったような、高価そうなものが増えてはいませんか?
また、買い物をしている様子があるのにも関わらず、クレジットカードの請求額が少ないなどの違和感はありませんか?
不倫相手がお小遣いやプレゼントを渡している可能性があります。
夫にバレないようにクローゼットの奥などに隠している可能性もありますので、探してみましょう。
返信が遅れることが増えた
妻からの返信が遅くなったという場合、不倫が疑わしいです。
主婦であれば、いつ何時も携帯を見ることができます。よって、連絡にも気付きやすいですよね。
しかし、不倫中は不倫相手に夢中になって携帯を見ることをついつい忘れてしまいがちです。
不倫を確かめるには、昼間に連絡を入れてみたり、怪しいと思う日に電話をかけてみたりしましょう。
「冷蔵庫に○○入ってるっけ?」「あの服、洗濯したっけ?」など、自宅にいないと確認できないようなことを質問してみることをおすすめします。
不倫が発覚したらすべき2つのこと
主婦である妻の不倫が発覚しても、すぐに問い詰めてはいけません。
不倫が事実だとしても否定されて、重要な証拠を隠されてしまう可能性がありますし、不倫をしていなかった場合には夫婦関係が悪くなってしまいます。
そこで、不倫発覚後はまず以下の2つを行いましょう。
証拠を集める
まずは何よりも不倫の証拠を集めましょう。どんなに些細なものでもかまいません。
証拠の集め方に関しては、以下の記事をお読みください。
また、主婦による不倫の場合、妻に慰謝料請求をしても支払い能力がない可能性が高いので、不倫相手に慰謝料請求することが多いです。不倫相手に慰謝料請求するためには、不倫相手の「名前」「住所または勤務先」「連絡先」が必要です。よって、これら不倫相手の情報が特定できるものを探しましょう。
離婚や慰謝料請求をしたいかどうか考える
次に、離婚や慰謝料請求をしたいかどうか考えましょう。
離婚や慰謝料請求をしたいかどうかによって、今後すべきことが変わってくるからです。
夫婦関係をどうしたら良いかわからない、と迷っている方は、以下の「離婚をしたくない場合、知るべきこと」「離婚を考えている場合、知るべきこと」を参考にしながらお考えください。
離婚をしたくない場合、知るべきこと
不倫の理由を知り、非があれば改善する
離婚したくない場合、妻が不倫をした理由を知り、自分に非があれば改善することが大切です。
主婦である妻が不倫をする理由として最も多いのは「夫に不満がある・冷めている」だからです。
日頃、仕事を理由に家事をしなかったり育児を任せたりしてはいませんか?
妻とコミュニケーションは十分に取れていますでしょうか?
この際ですので、いつもはなかなか聞けないようなことも正直に聞いて、自らに非があると感じた場合は反省し、改善していきましょう。あなたのその態度を見て、妻は不倫をしたことをより反省し、後悔してくれるかもしれません。
慰謝料は不倫相手に請求する
離婚したくない場合、一般的に慰謝料は不倫相手に請求します。
妻が不倫を反省して、不倫相手の情報をすんなり教えてくれるようであれば、より夫婦関係をやり直せる可能性が高いと判断できるでしょう。
また、慰謝料を請求する前に、ダブル不倫ではないかについて確かめましょう。
不倫相手側からも慰謝料請求されてしまっては、労力だけかかってプラマイゼロもしくは損になってしまう可能性があります。
示談書や誓約書を作成する
離婚しないという場合でも、示談書や誓約書を作成して、不倫のことは清算しましょう。
反省が目に見える形になることで、また不倫されるのではないかという不安を減らすことができますし、再度不倫が起きてしまった場合には、書類に示した通りのペナルティを科すことができます。
離婚を考えている場合、知るべきこと
主婦である妻と離婚を考えている場合、今後の金銭面や生活面について不安な点が多いですよね。子供がいる場合には特に不安に感じるでしょう。
ここでは、離婚を考えている場合に知るべきことをご紹介しますので、以下の点を踏まえて、今一度離婚や離婚条件についてじっくり考えることをおすすめします。
主婦にも慰謝料は請求できる
不倫相手に慰謝料請求することが望ましいと述べてきましたが、主婦にも慰謝料を請求することはできます。
しかし、主婦である妻に支払い能力があるかと言われるとそうではありませんよね。
請求したところで、なかなか慰謝料を支払ってもらえない可能性があり、そうなると次のように更なる手続きを行わなければいけません。
主婦である妻に慰謝料を支払ってもらえないときの対処法
慰謝料を支払ってもらえないとき、不倫相手に請求する以外の対処法は主に2つあります。
・分割払いを受け入れる
・強制執行(差し押さえ)
・分割払いを受け入れる
慰謝料は分割払いをすることも可能です。しかし、様々なデメリットがあるのも事実です。
夫婦関係を解消したにも関わらず、分割払いが終わるまでは連絡を取り合ったりしなければいけないことは苦痛になることが考えられますし、結局支払えなかったり、延滞したり、最悪逃げられてしまう可能性もあります。
あなたが妻のことを信用できていて受け入れられるのであればかまいませんが、リスクを伴うことは頭に入れておきましょう。
・強制執行(差し押さえ)
強制執行は最終手段です。妻の給与などから慰謝料分を毎月回収するなどの方法がとられます。
簡単に言うと分割払いと同じなので、慰謝料を支払い終わるまで時間を要することになります。
収入や離婚原因に関係なく、財産分与をしなければいけない
たとえ、専業主婦である妻が不倫をしたことによって離婚に至ったとしても、原則として2分の1の割合で財産分与しなければいけません。
しかし、あなたが経営者などで高収入者である場合や、妻が仕事も家事もしていなかったなどの場合には、妻の財産分与の割合が2分の1よりも低くなる可能性があります。
収入や離婚原因に関係なく、親権はほぼ母親になる
たとえ、専業主婦である妻が不倫をしたことによって離婚に至ったとしても、育児をすることにおいて何の問題もなければ、親権は母親が獲得する可能性が高いです。
実際に、政府統計の2020年のデータを見ると、子供が1人の場合に母親が親権を獲得した割合は約87%でした。
もし父親であるあなたが親権を獲得したいと感じているのであれば、「あなたが親権を獲得したほうが良い」ということをアピールできる証拠を集める必要があります。
よって、妻の不倫によって育児にどのような悪影響があったかについて詳細にメモするなど、証拠として残しておきましょう。
また、妻は離婚後に不倫相手と再婚するかもしれませんし、再婚までは行かなくとも、不倫相手が育児にかかる費用を工面してくれる可能性もあります。専業主婦だから収入がなく、親権においてマイナスポイントになるとは安心できません。
まとめ
主婦である妻に不倫の疑いがある場合、主婦ならではの不倫の兆候をヒントに不倫を暴きましょう。
不倫が発覚したら、何よりもまずは証拠を集めることが大切です。
主婦である妻との夫婦関係をどうしたいかについては、慰謝料の面や今後の生活面からじっくり考えて決めましょう。損や後悔のない選択ができるよう、手続きや離婚条件に付いて話し合いを行うことが大切です。
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