不倫相手に慰謝料を請求したら弁護士を立ててきた!あなたがやるべきことは?


 

不倫相手に慰謝料請求をした際、不倫相手が慰謝料の減額や支払い拒否を目的に弁護士を雇うことがあります。
不倫相手に弁護士がつくと、やりとりをする相手が不倫相手から弁護士に代わります。
交渉相手がいきなり弁護士になり、「どう対応したら良いのだろう」と不安に感じる方は多いようです。

この記事では、不倫の慰謝料請求で不倫相手が弁護士を雇った際の対応について詳しく解説していきます。

不倫相手が弁護士に依頼したらあなたも弁護士への相談がおすすめ

不倫相手に弁護士がついたときに、一番大切なことは「あなたも弁護士に依頼すること」です。

弁護士は不倫相手から依頼を受けていますので、不倫相手の味方です。
不倫相手は慰謝料の減額や支払い拒否を望んで弁護士に依頼しており、弁護士は不倫相手の要望に応えるために全力を尽くしてくるでしょう。
つまり、不倫相手が依頼した弁護士が、あなたが望むような解決を提案してくる可能性は低いでしょう。
不倫相手にとって都合の良い条件での示談を提示してくるでしょう。

また、弁護士は慰謝料請求の知識や交渉の経験を有していますので、あなたが相手弁護士と交渉をすると、相手に主導権を握られ、あなたにとっては不利、不倫相手にとっては有利な条件で示談をする結果になってしまう可能性が高いです。

そうならないために、不倫相手が弁護士を雇ったら、あなたも弁護士に依頼して交渉を任せましょう。

弁護士に依頼すれば、相手弁護士とやりとりをする負担がなくなりますし、交渉で相手に主導権を握らせることなく、希望金額での解決も期待できます。

希望金額がもらえるなら依頼しなくても良い

相手弁護士からあなたが望む解決案が提示される可能性は少ないとお伝えしましたが、もし、相手方の弁護士から提示された慰謝料の金額が、あなたの希望金額と同じ、もしくはわずかに低い程度であれば、弁護士への依頼は必須ではありません。
あなた自身で最後まで対応しても問題ないでしょう。
理由は、弁護士に依頼すると弁護士費用がかかるからです。

相手から自分の希望金額と同じ程度の慰謝料を提示されている状況で弁護士に依頼すると、弁護士費用を負担した分だけ損をする結果になる可能性もありますので、ご自身で対応した方が良いでしょう。

なお、このようなケースでも弁護士の無料相談を利用することをおすすめします。
あなたの希望金額が慰謝料の相場以下であり、本当はもっと高額の慰謝料を受け取れる可能性もあるからです。
弁護士の無料相談では、ご自身のケースでの慰謝料の見込み金額等を聞くことができますので、弁護士に依頼することでより高額の慰謝料を受け取れる可能性があるなら、依頼をご検討ください。

既に提示されている金額とほぼ変わらない場合は、お伝えした通り、ご自身で対応するのが良いでしょう。
もっとも、慰謝料金額以外の条件に、あなたに不利な条件(条項)が示談書に入っていないか注意しておく必要があります。
慰謝料の相場は下記の記事でご確認いただけます。

不倫相手が弁護士に依頼した時の対応

ここからは、不倫相手が弁護士に依頼した後、あなたが弁護士に相談するまでの対応をお伝えします。
弁護士に相談する前にやった方が良いこと、反対にやってはいけないことがありますので、把握しておきましょう。

相手側の主張内容を確認する

相手弁護士から書類が郵送で届き、不倫相手が弁護士に依頼したことを知るケースも多いです、
書類が届いたら記載内容を確認しましょう。
「不倫相手側の主張が以前と変わっていないか」「慰謝料の支払いに応じる意思はあるか」「応じる場合、いつまでにいくら支払うと記載されているか」「認識の齟齬などがないか」などをご確認ください。

弁護士に依頼したタイミングで、不倫相手の主張がガラッと変わっていることもありますので、必ず確認をしましょう。
書面を確認し、自分の認識との相違、希望金額とのズレなどを把握できることで、後の弁護士への相談もスムーズに行えるでしょう。

相手弁護士から提示された条件でそのまま示談はしない

弁護士から書類が届くと、あたかもその内容で示談をしなければいけない、記載内容が正しいと感じてしまう方もいるかもしれませんが、<相手弁護士が提示した条件通りに示談をする必要はありません。 お伝えしたように、相手弁護士は不倫相手から慰謝料減額を期待されているので、ほとんどのケースではあなたにとって不利な条件が提示されているはずです。 よって、提示された条件でそのまま示談をすると、あなたが損をするだけです。
相手弁護士から提示された条件で示談しないようにご注意ください。

弁護士に相談するなら自分で交渉を進めない

弁護士に相談する前に、ご自身で相手弁護士と交渉をしない方が良いでしょう。
ご自身で交渉をすると、相手弁護士に言いくるめられてしまい、不利な条件で示談をする方向に話が進んでしまう恐れがあるからです。

「自分で交渉してみて、難しそうだったら自分も弁護士に相談しようかな」と考えたり、相手弁護士の提示内容に到底納得できず、カッとなって相手弁護士に連絡したりすることもおすすめできません。
やりとりをすればするほどあなたが不利になってしまう可能性がありますし、一度、自分にとって不利な内容・条件を認めてしまうと、後からあなたが弁護士に依頼をしても覆すのが難しくなってしまいます。

弁護士に相談するお考えがあるなら、自分で相手弁護士とやりとりをすることは避けてください。

不倫相手に直接連絡することはNG

不倫相手が弁護士をつけた後は、不倫相手に直接連絡することはやめましょう。
弁護士を無視して当人同士で交渉を続けようとしても、不倫相手は応じないでしょう。
弁護士に依頼してまで慰謝料を減額しようという不倫相手に誠意が感じられず「一言文句を言ってやろう」と電話、メッセージの送信をすることもやめてください。
もちろん、不倫相手に会いに行くこともNGです。
しつこく連絡をしたり、相手に暴言を吐いたりすると、あなたの落ち度によって慰謝料の金額が減る、場合によってはあなたが訴えられてしまう可能性がありますのでご注意ください。

弁護士に相談する

弁護士に相談する際は、不倫の詳細やこれまでの経緯、相手方の主張をお伝えください。
弁護士から、依頼した場合に獲得できる慰謝料の見込み金額などを教えてもらえるでしょう。
そして、弁護士に任せるメリットがあると感じたら弁護士に依頼し、相手弁護士との交渉をしてもらいましょう。
複数の弁護士に意見を聞いて、慰謝料の見込み金額が高い弁護士、信頼できると感じた弁護士に依頼するのもおすすめです。
下記のページで弁護士の選び方を紹介していますので、相談する弁護士を探す際にご参考ください。

まとめ

不倫の慰謝料請求で不倫相手が弁護士を雇った場合の対応をご説明しました。
最後に、この記事でお伝えしてきたことをおさらいしましょう。

・不倫相手が弁護士に依頼したら、あなたも弁護士に依頼した方が良い
・相手弁護士は、あなたにとって不利な条件を提示することがほとんど
・相手弁護士から条件提示があったら、まずは内容を確認する
・弁護士に依頼する前に、示談をしたり自分で交渉したりするのはNG
・不倫相手が弁護士に依頼した後に直接連絡するのはNG

不倫相手が依頼した弁護士から連絡がすると「弁護士相手にどうすれば良いのだろう」という不安を抱くかもしれませんが、あなたも弁護士に依頼することで、その不安は解消できます。
慰謝料請求をした不倫相手が弁護士に依頼したら、あなたも弁護士に依頼し、弁護士同士での交渉で、慰謝料トラブルの解決を図りましょう。

弁護士法人AOでは、不倫の慰謝料トラブルの相談に注力しており、無料相談を実施中です。

相談では状況をお伺いした後に慰謝料の見込み金額などのアドバイスをしており、ご依頼いただいた際は、希望金額で示談をできるよう、相手弁護士との交渉を精一杯努めさせていただきます。
弁護士への相談をご検討中の方は、電話またはメールで当事務所までお気軽にお問い合わせください。

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