自宅に残された証拠を集めて、夫・妻の自宅不倫を暴く!

不倫というだけでも許されざる行為だというのに、それに加えて自宅が不倫現場だなんて、想像しただけでも身が凍りますよね。中には不倫現場に遭遇してしまい、相当なショックを受けた方もいらっしゃるでしょう。

なぜわざわざリスクを負ってまで自宅に連れこむのか?と感じることと思いますが、社内不倫であることから外で誰かに見られることを懸念したり、ホテル代などの出費から不倫がバレることを懸念したりと、場合によっては多少のメリットがあることも事実です。

この記事では、「夫・妻が自宅不倫しているのではないか?」「自宅不倫の形跡があるが、何からすべきなのか?」と悩んでいる方々に向けて、自宅不倫の暴き方や証拠の集め方について、法律のプロである弁護士が解説していきます。

ご自分の幸せのためにも、然るべき措置を行って、不倫はしっかりと反省させましょう。

自宅不倫を暴く方法


配偶者の不倫を疑っている場合、1番してはいけないのは何の根拠もないまま問い詰めることです。
本当に不倫をしていたとしても否定されてしまう可能性が高いですし、そのあと重要な証拠を隠されてしまうからです。

よって、まずは今からご紹介する方法で自宅不倫を暴き、有利な状態へと準備を整えましょう。

自宅やスマホから不倫の証拠を集める

まずは、自宅やスマホなどから不倫の証拠を集めましょう。
自宅から見つかった証拠とスマホなどから見つかった証拠を組み合わせて、配偶者が言い逃れできないように対策をしておくことがベストです。

詳しくは次の章でご紹介しますが。自宅不倫では、必ず自宅に何らかの変化が見られます。
特に以下の証拠は不倫の強力な証拠となり得ますので、確認してください。

・肉体関係があったことがわかるもの
・「宿泊」or「長時間滞在」がわかるもの

不倫とは「配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」であるため、肉体関係があったことがわかるものは不倫の強力な証拠になります。

また、男女が2人きりで自宅に「宿泊」していたり「長時間滞在」していたことがわかるものは、肉体関係を伺わせるため、不倫の強力な証拠になります。

他には、どんなものが不倫の証拠になるのかについては、以下の記事をお読みください。



 

◎証拠が集まらない場合、泳がせる!
慎重な配偶者であれば、不倫の証拠をなかなか残さない人もいるでしょう。しかし、不倫は必ずいつか証拠が残ります。証拠が集まらないという場合でも、焦らないでください。泳がせて様子を見ていきましょう。

抜き打ちで帰宅する

自宅不倫を突き止めるためには、抜き打ちで帰宅しましょう。あらかじめ「今日は実家に泊まる」「飲み会で朝帰りになる」など、スケジュールを伝えて油断させておくことが重要です。
日頃から配偶者があなたのスケジュールを確認してきたり、部屋を片付けているなどの様子があれば、より怪しいので、試す価値があります。

ただし、リスクのある行為ですので、以下のような注意点も加味してください。

◎裸2人の写真を撮影したら犯罪になる?
不倫現場に鉢合わせたときには、配偶者や不倫相手を撮影してもかまいません。撮影して証拠として使用する分には犯罪にあたることはありませんし、撮影した写真は自宅不倫の強力な証拠となります。
ただし、流出させてしまうと様々な罪にあたる可能性がありますので、慎重にデータを扱う必要があります。

◎自身の心の安全も考慮してください
抜き打ちで帰宅することは、最悪の場合鉢合わせることにより大きなショックを伴う行為でもありますので、強い覚悟が必要になります。不倫問題の解決にはあなたの精神状態が良好であることが大切ですので、無理は禁物ですし、感情が高ぶって暴力が起きてしまったり、逆上される可能性も考えて、信頼できる人に付き添ってもらうことをおすすめします。

また、帰宅する直前に電話をかけて「5分後くらいに帰るね」と伝えておいたり、自宅に入る前にチャイムを鳴らし「手が塞いでるから鍵を開けて」と言うなどの方法で、ショックな光景を目の当たりにすることは回避しつつ、不倫の事実を暴くことも可能です。

録音や録画をする

自宅にボイスレコーダーやカメラを仕掛けて、録音や録画をすることもおすすめです。

寝室にボイスレコーダーやカメラを仕掛けて不倫現場を捉えることができれば、肉体関係を示す強力な証拠になります。
「盗撮になってしまうのでは?」という声をいただくこともありますが、自宅を録音・録画すること自体は違法行為にはあたりません。違法行為にあたるのは、夫婦の共有スペース以外の場所に機器を仕掛けた場合や、録音・撮影したものをSNSや第三者に晒すことです。絶対に流出してしまうことがないよう、データの管理には注意しましょう。

また、仕掛けていることがバレてしまえば不倫を疑っていることもバレてしまいますので、仕掛ける場所は慎重に選ばなければいけません。

証拠を突きつけ、不倫を自白させる

不倫が確実といえるような強力な証拠を入手できれば良いのですが、正直、そう簡単に手には入りません。
よって、ほとんどの場合、配偶者に複数の証拠を突きつけて「不倫した」と自白させることを目指します。このためには、証拠はどんなにささいなものでも保存しておくことが大切です。

また、配偶者が不倫を自白した際には、書面や録音をして必ず形として残しておきましょう。後々「そんなことは言っていない」とシラを切られてしまうことを防ぐことができます。

◎不倫相手の自白も証拠になる!
配偶者が不倫を否定し続けている場合、不倫相手がどこの誰なのかがわかっていれば、不倫相手に自白させることを目指すこともできます。不倫相手に証拠を提示して不倫を自白すれば、不倫の証拠となります。

ただし、「本当のことを言わないと○○する」などと脅して無理矢理自白させると、あなたが慰謝料請求されてしまう可能性がありますので、おやめください。


 

必ずチェック!自宅から不倫の証拠が見つかりやすい場所


自宅不倫の証拠を探すとき、まずは自宅から証拠を探していくことになると思うのですが、強力な証拠がある可能性が高い場所や、見落としがちな場所についてご紹介します。

寝室 ・ゴミ箱…使用済みの避妊具など、肉体関係がわかるものがないか
・ベッド…髪の毛やアクセサリー、匂いなどが残っていないか
・ベッド…枕や布団が洗濯されていたり、綺麗に整頓されていないか
浴室・洗面台 ・お風呂用品や化粧品の位置が変わっていないか
・普段よりも綺麗にされていないか
・髪の毛やアクセサリーが残っていないか
・タオルが2人分使用されていないか
リビング ・ゴミ箱の中に証拠になりそうなものがないか
・髪の毛やアクセサリーが残っていないか
キッチン ・普段は選ばないお酒や食べ物がないか
・使用した食器の数が多くないか
・いつもと違う場所に食器が片付けられていないか
・普段よりも綺麗にされていないか
車内 ・普段よりも綺麗にされていないか
・シートの位置や角度が変わっていないか
・ドライブレコーダーに何か残っていないか

自宅不倫が発覚したら、次にどうしたいかを考える


自宅不倫が発覚したら、自分がどうしたいか、配偶者にどうしてほしいかを考えましょう。詳細には、離婚や慰謝料請求をしたいかどうかです。

離婚や慰謝料請求を考えている場合、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士であれば、あなたの状況に応じて都度アドバイスをくれる他、面倒な書類作成や連絡を一任することができます。

離婚したい場合

離婚をする場合、不倫の事実を暴けて証拠が揃っていれば、離婚することができます。
財産分与や親権などについて調べ、あなたはどうしたいか考えておきましょう。

また、離婚する人のほとんどは慰謝料請求も行います。
慰謝料請求は配偶者か不倫相手、または双方に請求することができますので、誰に請求するかを考えましょう。不倫相手に請求する場合、相手の名前や住所が必要になりますので、不倫相手を特定する(または配偶者に聞く)必要があります。

離婚したくない場合

離婚はしたくないという場合でも、けじめとして不倫にはしっかりと措置を行いましょう。
「二度と不倫をしない」と口約束をするだけでは、お互いに不安です。誓約書の作成や録音をするなどして、形として残しておきましょう。併せて「次に不倫をしたらどうするか」についても決めて、形に残しておきましょう。

一般的に、離婚しない場合は不倫相手に慰謝料請求を行います。
この際、気を付けなければいけないのがダブル不倫である場合です。

こちらの夫婦だけが不倫に気付いている場合、不倫相手に慰謝料請求してしまうと相手夫婦に不倫の事実がバレて、相手夫婦からも慰謝料請求されてしまう可能性があります。しかし、これでは結果的にプラマイゼロに近い状態になってしまいます。不倫が原因で離婚する場合には慰謝料額が高くなりますので、こちらは離婚せず、相手夫婦は離婚する場合、こちらが損となってしまうこともあるのです。

よって、慰謝料請求を本当にすべきなのか、誰にすべきなのかなど、置かれている状況によってしっかりと考えることが大切です。
どうしたらいいかわからないという場合には、男女問題を得意としている弁護士にご相談ください。

まとめ

自宅不倫は、必ず自宅に証拠が残されると言えます。
1度で証拠を集め切ろうと思わずに、十分な証拠が揃うまでは泳がせましょう。
自宅から見つかる証拠だけでは不倫を証明できない場合もあるため、スマホなど他の場所からも証拠を集めましょう。

次のステップである離婚や慰謝料請求についても考え始め、ある程度自分はどうしたいか決めておくことが大切です。

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