「夫(妻)の浮気を許す」と決めたあなたにやってほしい2つのこと

浮気が発覚した後、たくさん悩み、夫(妻)を許そうと決めたことと思います。
浮気を許すなら、これからは夫婦関係の修復が大事になりますが、それ以外にもやってほしいことがあります。それは、誓約書の作成と慰謝料請求です。浮気を許す時にこの2つをしっかりとやることで浮気の再発防止に繋がります。

この記事では、夫(妻)の浮気を許すと決めたあなたにやってほしい誓約書の作成と慰謝料請求について詳細をご説明しています。

浮気を許したいなら、今の気持ちを信じましょう


今、この記事をご覧になっているということは、浮気を許すと決めたけど、まだ一抹の迷いが残っているのではないでしょうか?
「本当に許して大丈夫だろうか?」と思うのは当然です。
一度、夫(妻)に裏切られてしまった以上、不安な気持ちを完全に消し去ることは簡単ではありません。
でも、あなたが「許したい」と思うなら、その決断は間違いではないはずです。
関係を修復するまでに時間はかかるかもしれませんが、夫婦でたくさん話し合い、夫婦間での問題があるなら改善していき、関係を修復させましょう。

※様子を見ながらでも大丈夫
浮気を許すことに迷いがあるなら、今すぐに「許す」「許さない」と決め切らないでも良いと思います。これからの夫(妻)の態度を見て、その後の判断でも問題ないでしょう。

浮気を許すなら夫(妻)との間に誓約書を作成し、浮気相手に慰謝料請求を

「浮気を許す=全てを水に流す」というわけではありません。
これから夫婦関係を修復していくためにも、浮気を終わらせ、夫(妻)が浮気を繰り返さないための対応をしましょう。
具体的に行うことは次の2つです。

1.夫(妻)との間に誓約書を作成する
2.浮気相手に慰謝料請求をする

誓約書の作成と慰謝料請求のメリットについては次の章で詳しくご説明しますが、「二度と浮気をされたくない」「浮気相手とは二度と会わないでほしい」と思っているなら、誓約書の作成も慰謝料請求もやった方が良いでしょう。

また、万が一、夫婦関係を修復できず、今回の浮気が原因で将来的に離婚することになった場合のためにも必要な対応です。
誓約書は夫(妻)から拒まれるかもしれませんし、夫婦間でこのような書面を作成するのは気が引ける方もいると思います。
しかし、この先、浮気を許したことをあなたが後悔し、損をしないためにもやれることはやった方が良いでしょう。

浮気を許した夫(妻)との間に誓約書を作成する2つのメリット

・夫(妻)の意識が変わり、浮気の再発防止に繋がる
・浮気の再発や離婚時にあなたが有利になる

夫婦間で作成する誓約書には、夫(妻)が浮気を謝罪する内容に加え、「二度と浮気をしないと約束すること」「もう一度浮気をした場合は離婚に応じること」「離婚する場合は慰謝料〇〇〇万円の支払いに応じること」などを記載します。
これにより、上記2つのメリットへと繋がります。
1つずつ、詳細をご説明します。

夫(妻)の意識が変わり、浮気の再発防止に繋がる

夫婦関係の修復は、あなただけではできません。
夫(妻)の意識が変わることも必要不可欠です。
誓約書を作成することであなたの本気度が伝わり、「これ以上家族を裏切るわけにはいかない」という気持ちを抱くきっかけになるでしょう。

また、「離婚したくない」と思っている夫(妻)に対しては浮気の抑止力にもなります。
今のままだと浮気を繰り返しそうで心配なら、「二度と浮気をさせない対策」として誓約書を作成しましょう。

浮気の再発や離婚時にあなたが有利になる

あってほしくないことですが、将来、夫(妻)が再度浮気をする可能性もあります。
また、関係を修復しようと頑張ったものの、一度できた溝が埋まらず離婚を選択する場合もあります。

このような時に誓約書があれば、誓約書には浮気を繰り返した際の対応、将来的に離婚になった場合のことも記載できるため、あなたが有利になります。
例えば「浮気を繰り返した場合は、夫(妻)は離婚に応じる。その際に慰謝料300万円を支払う」などと誓約書に残しておけば、離婚や慰謝料請求であなたが有利になります。

「浮気を許すと決めたのに、離婚する場合を考えたくない」と思う方もいるかもしれませんが、万が一の時の保険として誓約書を作成しておきましょう。

浮気を許す場合でも慰謝料請求をする3つのメリット


夫(妻)のことを許すと決めたとしても、浮気相手に対してはどうでしょうか?
浮気相手は許せないという気持ちの方も多いのではないでしょうか。
夫(妻)の浮気を許す場合でも浮気相手に慰謝料請求が可能で、慰謝料を獲得できることをはじめ、下記のようなメリットがあります。

・浮気によって受けたショックが慰謝料で賠償される
・許せない浮気相手を懲らしめることができる
・浮気相手と夫(妻)との関係を断ち切ることができる

浮気によって受けたショックが慰謝料で賠償される

慰謝料とは、浮気によって受けた精神的な苦痛に対して支払われるお金で、離婚しない場合だと、50万円〜100万円程度の慰謝料を浮気相手に請求できます。
浮気による心の傷がお金で治るわけではありませんが、少しは気持ちも落ち着くでしょう。
また、受け取った慰謝料を夫婦関係の修復に使うこともできます。

許せない浮気相手を懲らしめることができる

浮気相手が許せないからといって、浮気相手の会社にバラしたり、SNSで晒したりすることはできません(あなたが訴えられるおそれがあるのでおやめください)。
しかし、慰謝料請求は可能です。
慰謝料請求は、法的に認められた浮気相手への反撃手段とも言えるでしょう。
浮気相手から50万円〜100万円程の慰謝料を獲得できれば、相手に大きな経済的ダメージを与えることができます。
慰謝料を請求されたら、浮気相手はかなり困るはずです。

「私だけ辛い思いをして浮気相手が何もダメージを受けないのは納得できない」と感じるなら、慰謝料請求で浮気相手を懲らしめましょう。

夫(妻)と浮気相手の関係を断ち切ることができる

ペナルティがないと浮気を繰り返す可能性があるのは夫(妻)も浮気相手も同じです。
慰謝料請求されて経済的ダメージを受けたことにより浮気を後悔し、夫(妻)との関係を終わらせる浮気相手は多いです。
また、示談書に「もう二度と会わない」「二度と連絡をしない」「約束を破った場合は違約金100万円を支払う」といった内容を記載することも可能です。
夫(妻)に本気で、慰謝料請求されてもなお未練がある浮気相手も、諦めなければさらに経済的ダメージを受けるとなれば、夫(妻)を諦めることが多いです。
浮気再発の不安を少しでも感じているなら、慰謝料請求をして2人の関係を断ち切りましょう。

まとめ

夫(妻)の浮気を許すと決めた際にやるべき誓約書の作成と浮気相手への慰謝料請求についてご説明いたしました。
最後に、この記事でお伝えしたことを復習しましょう。

・誓約書の作成が夫(妻)の態度が変わるきっかけになり得る
・慰謝料請求は、許せない浮気相手に対して法的に認められた反撃手段
・誓約書や慰謝料請求が浮気の再発防止に繋がる
・万が一、浮気の再発や離婚になった場合のためにも誓約書や慰謝料請求が必要

浮気相手への慰謝料請求は弁護士に相談して行うことも可能です。
夫(妻)と浮気相手の関係を確実に終わらせたい方、慰謝料請求をどう進めて良いかわからない方はお気軽に弁護士法人AOまでご相談ください。
浮気を許すと決めたあなたの思いに応えるため、弁護士が精一杯サポートいたします。

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