不倫を自白させたいとき、あなたがやるべき5つのこと

「相手に不倫を自白させたい」

そう思った時、あなたならどう物事を進めますか?
すぐに話し合って不倫を追求するのか、それとも不倫を認めさせるために計画的に物事を進めていくか。
「こっちの方法なら必ず不倫を自白させられる」と決めつけることはできません。しかし、計画的に物事を進めた方が相手を自白させやすく、自白後の対応もスムーズになるでしょう。

弁護士法人AOの弁護士が考える、不倫を自白させるためにやるべきことは5つ。それを順番にお伝えしていきます。

不倫を自白させるために、まずは証拠を集めましょう


不倫を自白させるために大切なのが証拠です。
「不倫してるでしょ。わかってるんだからね。」と相手を追求しても、証拠がないと相手はしらばっくれるでしょう。
証拠がないと、不倫を否定された時に、それ以上相手を追い込むことができず、自白が失敗に終わってしまいます。

一方で不倫の証拠を持っていれば、相手が否定してきた際に「証拠があるから、しらばっくれても無駄だよ」などと証拠を提示して相手を追い込むことができます。
証拠によって相手の言い逃れを防ぐことができるのです。
不倫の証拠をまだ持っていないなら、まずは証拠を入手し、それから話し合いをしましょう。

・ホテルに出入りする瞬間の写真
・肉体関係を匂わせるLINEのやり取り
・ホテルの備品などの物品
・目撃情報

不倫の証拠には、上記などがあります。
これらの証拠はないよりもあった方が良いですし、数が多い方が不倫を認めさせやすくなるでしょう。
なお、ホテルに出入りする瞬間の写真は、自白よりも証拠能力が高いことが多いので、写真があれば改めて自白させる必要はないかもしれません。
不倫の証拠について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。


 

話し合いの際、あなたは常に冷静に接しましょう


証拠を入手したら、不倫を自白させるための話し合いを行います。
その際にあなたは常に冷静に話すことを心掛けてください。
許せない気持ちもあると思います。話し合いの中で怒りが込み上げてくる瞬間があるかもしれません。
それでも、冷静さを保ち、感情を表に出さずに話すようにしましょう。

なぜ、冷静に話した方が良いのかというと、怒りに任せて声を荒らげたり、暴言を吐いたりしてしまうと、あなたが不利になる恐れがあるからです。
後日、「不倫を認めないと何をされるかわからなかった」「怖かったので嘘で自白してしまった」などと反論し、不倫を否定してくるかもしれません。
場合によっては「脅迫された」として、あなたが訴えられてしまうこともあり得ます。
不倫を自白させるつもりだったのに、あなたが加害者にさせられてしまう恐れがあるのです。

ですから、どんなにムカついても、怒鳴りたくなっても、冷静に対応しましょう。
淡々と話し続けて相手を追い詰めていった方が、相手にとっても恐怖かもしれません。

話し合いの際は必ず録音または録画をしましょう


話し合いの際は、必ず録音か録画をしましょう。
自白はデータとして残っていないと証拠にすることができません。
データがないと、後日、言った言わないの水掛け論になってしまいますので気をつけましょう。
録音・録画をする際の4つのポイントをご紹介します。

スマホでもボイスレコーダーでもOK

今は、スマホでも高音質で録音や録画ができます。
録音や録画の専用機材をわざわざ買わなくても、スマホアプリで録音すれば十分なことが多いです。
ボイスレコーダー等の専用機材が必要なケースとして、自白を隠し撮りしたいけれど、使っているスマホが大きくてポケットに収入できないケースなどが挙げられます。

相手に伝えて撮るかは状況に応じて判断

録音・録画は「①相手に伝えて撮る」「②ポケットに録音機器を忍ばせて隠し撮りをする」2つのやり方があります。
どちらが良いかはケースバイケースなので、状況に応じた判断が必要です。
事前に相手に伝ると、データで残ることを恐れて詳細を言わないことも考えられるので、伝える必要性がなければ隠し撮りの方が良いかもしれません。
一方で、言い逃れ使用がない証拠を持っている、相手の顔を映して動画撮影したいといったケースでは、伝えて撮影しても良いでしょう。

誰の声かわかるようにしましょう

話し合いの参加者は誰なのか、今、誰が話しているかをわかるようにしましょう。
録音だと顔は写っておらず、話し合いに誰がいるのか、今、誰が話しているのかわかりづらいことがあります。
そのため、「〇〇さんはどう思いますか?」といったように、あなたが発言する時に相手の名前を呼ぶなど、誰が話しているかわかりやすくすることを意識してください。

録音・録画できなかった時は書面に残しましょう

「急に話し合いになって録音ができなかった」「隠し撮りだからきちんと撮れているか不安」といった時は、書面に残しましょう。
データが残っていなくても、書面を残していれば自白が不倫の証拠になります。
書面は念書と言い、日付、不倫の詳細、当事者の名前などを記載し、あなたと相手方の署名と捺印も残します。

不倫の詳細をできる限り詳しく聞きましょう

話し合いで不倫を自白させることに成功したら、そこから不倫の詳細をしっかりと聞きましょう。
以下のことはできるだけ詳しく聞いてください。

・相手の氏名や住所、電話番号などの個人情報
・不倫をはじめてした日、その後の期間や肉体関係の回数、場所など
・不倫をするまでの経緯

ヒアリングした内容は、話し合いの日付、相手と取り決めしたこと(不倫を止める。二度と会わないなど)と一緒に録音・録画のデータに残しましょう。
「不倫をしていました。申し訳ありませんでした。」といった言葉だけでなく、細かな詳細まで聞き出し、データに残っていた方が、自白のデータの証拠能力は高まります。

弁護士への相談も検討しましょう


話し合いの前に、弁護士に相談することをおすすめします。

不倫の自白をさせたい方は「自白を証拠に不倫相手に慰謝料請求したい」「有利な条件で離婚するために自白のデータを持っておきたい」などのお考えがあると思います。
弁護士に相談すれば、目的を果たすためにはどのような自白データを残せば良いか、今の状況からどう進めれば自白に成功できるかといったアドバイスをもらうことができます。
慰謝料請求や離婚の際に弁護士に相談することを考えているなら、今のうちから弁護士に相談し、一緒に進めていくのも良いでしょう。
不倫の慰謝料請求に詳しい弁護士の知識やノウハウは、「不倫を自白させたい」と強く思うあなたの役に立つはずです。

まとめ

不倫を自白させたいあなたがやるべき5つのことをご説明しました。

・まずは不倫の証拠を集める
・話し合いは冷静に対応する
・必ず録音または録画をする
・詳細はできる限り細かく聞く
・弁護士に相談して進める

この5つを意識して進め、自白を成功させましょう。
自白に成功してデータを残すことができれば、慰謝料請求や離婚であなたが有利になります。
反対に、一度自白に失敗すると、相手が警戒し、その後、自白やその他の不倫の証拠を入手しづらくなってしまいますので、すぐ不倫を認めさせたい気持ちがあっても焦らず、確実に自白の準備を進めましょう。
不倫の自白や慰謝料請求で相談する弁護士をお探しの方は、弁護士法人AOの無料相談窓口をご活用ください。不倫の慰謝料請求に精通した弁護士が、自白や慰謝料請求を成功するためのアドバイスをいたします。

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