夫の逆ギレに負けない!不倫を問い詰めるときにできる対処法とは

不倫をしていることはほぼ確定であるのにも関わらず、夫が一向に認めず、逆ギレばかりしてくる…。
このようなことでお悩みではありませんか?

不倫されたかもしれないショックを抱えながら話し合いをしようとしているのに、逆ギレされてしまっては怖いですし辛いです。言いたいことも言えなくなってしまいますよね。

しかし、ご安心ください。逆ギレはそう長くは続きません。
誠実な対応をすることで、必ず解決することができます。

逆ギレの正しい対応を知ることで、夫には然るべき措置を取ってもらいましょう。

この記事では、まず夫の逆ギレのタイプに合わせた対応をご紹介し、そのあと、共通して行うべき対応をご紹介します。ご自分の状況と照らし合わせ、どんな風に対応していくのが効果的か、シミュレーションしながらお読みください。

夫の逆ギレの理由を知る


逆ギレする夫と話し合いが進まず途方に暮れているとき、解決への近道は、なぜ夫が逆ギレをしているのかを知り、それに見合った対応をすることです。

夫が逆ギレをするのには、必ず何かしらの理由があります。
そこでまずは、夫がなぜ逆ギレしているのかを探っていきましょう。

不倫が図星だから

一番考えやすい理由としては、やはり図星だからですよね。
不倫がバレてしまって、どうにか誤魔化す方法はないかと、内心焦っている可能性があります。
「不倫はしていない!」の一点張りでアリバイを話そうとしなかったり、同じことばかりを繰り返して言っていたりする場合、図星である疑いが強くなります。

【対応の仕方】
この場合、逆ギレは長く続きません。十分な証拠を提示したり第三者を交えた話し合いを行ったりすることで、言い逃れができない状況を作ることができれば、素直に不倫を認める可能性があります。

不倫を認めた後に、次は開き直って「離婚はしない!」と言い始める可能性もありますが、不倫を認めてさえくれればほぼ確実に離婚まで進むことができますし、弁護士を交えるなどの誠実な対応で解決できます。

あなたに不満があって、自分は悪くないと思っているから

「相手をしてくれなかったから」「既に夫婦関係が冷めていると思っていたから」というように、あなたに不満があって不倫に至った場合、悪気がないことから逆ギレをしている可能性があります。

自分のことを棚に上げてあなたのことを責めたり、開きなおって不倫をあなたのせいにしている場合、あなたへの不満が強いことが伺えます。本気で不倫をしていたわけではなく、仕返しのつもりであったり、嫉妬をさせたかっただけであった可能性もあります。

【対応の仕方】
この場合、あなたが先に素直に下手に出て、夫が不満に思っている点に対して謝罪をしたり改善を約束してみましょう。案外意地を張っているだけで、あなたの行動を見て自分の行動を反省してくれるかもしれません。

下手に出てもダメだったという場合でも、あなたの行動は無駄にはなりません。話し合いが進まない場合、調停や裁判へと進むことになりますが、あなたが反省しているのにも関わらず相手は反省していないという状況は、第三者から見てあなたの印象が良くなりますので、調停や裁判などで有利に働きます。

プライドが高く、非を認めたくないから

男性には本能的にプライドの高い方が多いです。
「ちょっと遊んだだけの何が悪い!」「衣食住不自由なく暮らせているのだから文句ないだろう!」と、開き直ってしまう方もいます。
この場合厄介なのが、一度非を認めなかったことで折れることができなくなってしまい、逆ギレが続くことです。怒りや恐怖で支配して、そのままどうにか話をなかったことにしようとする人もいます。

【対応の仕方】
夫が全く話を聞く耳を持たない場合、弁護士に相談したり、不倫相手に慰謝料を請求するなど、法的手段で戦っていくことが望ましいです。不倫の証拠が不十分な場合は、諦めたと見せかけて再度証拠を集めていきましょう。

本当に不倫していないから

少ない例かもしれませんが、本当に不倫していないことで逆ギレをしている可能性があります。よって、逆ギレをされた場合、今一度不倫が確かかどうか、夫の言い分に矛盾点がないかなど様子を見ることも大切です。

しかし、どのようなことに注目して不倫の有無を判断すればよいのでしょうか?
以下をご参考にしてください。

●不倫している可能性があるケース
・開き直っている
・聞く耳を持たない
・同じことばかりを言い返してくる

●不倫していない可能性があるケース
・不倫の話題が終わると機嫌が戻る
・自分からアリバイなどを出してくる

もし、自分が不倫をしていないのに疑われてしまったら、自らアリバイなどの情報を出して必死に弁明しますよね。このような様子が見られなかった場合、不倫をしている可能性が高いと言えます。

逆ギレする夫への対処法


ここまでは逆ギレの理由別に合わせた対処法をご紹介しましたが、ここからは逆ギレをする夫に共通して行うべき対処法をご紹介します。

逆ギレされてしまって話し合いが進まないという場合でも、決して諦めないでください。
不倫は法的に制裁を加えることができるものです。泣き寝入りする必要はありません。
1人で戦おうとせずに、周りのサポートを借りながら解決を目指しましょう。

十分な証拠を集め、再度話し合う

再度、十分な証拠を集め、話し合いで提示しましょう。言い逃れできないような状況にすることができれば、諦めて不倫を認めるかもしれません。

しかし、一度不倫について問い詰めてしまっていることから、スマホを肌身離さず持ち歩かれて確認できないなど、証拠が集めづらくなってしまうこともありますよね。そのような場合でも諦めずに、以下の方法で証拠を探してみましょう。

【不倫を一度問い詰めた後でも証拠を集める方法】
・夫の発言から矛盾点を探す
・夫のスケジュールを再確認し、怪しい日のアリバイを聞く
・不倫相手に証拠を提示する
・探偵に依頼する

・夫の発言から矛盾点を探す

夫がアリバイを話しているとき、矛盾点はありませんでしたか?
後から聞き返すことができるよう、話し合いは録音しておきましょう。

・夫のスケジュールを再確認し、怪しい日のアリバイを聞く

帰りが遅かった日や外出していた日を確認し、今一度どこで何をしていたか聞いてみましょう。
ただし、答えてもらえない可能性がありますので、そのような場合は共通の友人に聞いてみるなどしましょう。
また「この日のアリバイをいつまでも答えてくれない」という事実は不倫の疑わしさが深まりますので、調停や裁判で発信していきましょう。

・不倫相手に証拠を提示する

不倫相手が特定できている場合、不倫相手に証拠を提示してみましょう。
不倫相手が不倫を自白してくれれば、自白がそのまま不倫の証拠となります。

・探偵に依頼する

どうしても証拠が見つからないという場合、探偵に依頼することも考えましょう。
不倫がバレたとき、近々、不倫相手と集まってバレたことについて話し合う可能性が考えられます。
あなたのことは警戒していたとしても、まさか探偵に依頼されているとまでは思わないでしょうから、証拠を得られる可能性が充分にあります。

言い返さず、常に冷静な気持ちで対応する

逆ギレされて、こちらも声を荒げてしまっては解決に近付きません。
解決したいのであれば、ここはグッと堪えて、言い返さずに冷静に対応することが大切です。
また、あなたが冷静に誠実な対応を心がけていることは、調停や裁判で印象の良さに影響します。

話し合いと生活の時間は分けて設ける

突然夫に不倫の話題を出して問い詰めてしまうと、逆ギレを引き起こしやすいです。
前もって「何日に話し合おう」と約束をしておけば、何を話すかを考える時間もできますし、こちらもシミュレーションしておくことができます。

また、話し合いの時間と生活の時間を分けないでいると、雰囲気が悪いまま生活を送ることになり、余計に夫婦関係が悪化してしまいます。これ以上夫婦関係が悪化すると、話し合いにも良い影響がありません。話し合いの時間以外は不倫の話題に触れないと決めることで、少しでも生活のストレスを減らしましょう。

人目のある場所で話し合う

人目のあるカフェやファミレスであれば、感情がむき出しにはなりづらいため、逆ギレを防ぐことができます。また、場所を変えることは感情を切り替えることにも効果的ですので、家庭内に感情を持ち込むことを防ぐことができます。

話し合い内容を録音する

話し合い内容を録音することで、逆ギレを防ぐことができます。万が一逆ギレされてしまった場合には、そのまま証拠にもなります。
拒否されてしまう可能性がある場合は内緒で録音しても良いですが、できるだけ了承を得て録音しましょう。その際は「あとから話し合いで”言った””言ってない”で争ったりすることがないように、話し合い内容を録音しよう」と、お互いのためであることを伝えましょう。

不倫相手に慰謝料請求する

ここからは、上記の対応をしても状況が変わらなかった場合にすべき、法的措置などの対応をご紹介します。

夫がいつまでも不倫を認めない場合や、慰謝料は支払わない!と断固拒否している場合、不倫相手が特定できていれば、不倫相手に慰謝料を請求しましょう。
夫が不倫を認めなくても、不倫相手であれば、不倫を素直に認める可能性があります。

離婚を切り出す(家を出ると言う)

離婚を考えている場合、離婚を切り出したり、別居を提示してみましょう。
どうせ口だけで離婚するわけがない、と軽く考えている場合があるからです。あなたが本気で離婚を考えていることが伝われば、態度を変えてくれるかもしれません。
ただし、逆ギレで怒りのピークに達しているときに切り出しても、ただ離婚を受け入れられるだけで逆効果になってしまう可能性もありますので、タイミングを見計らうことが大切です。

弁護士に相談する

夫との話し合いが進まない場合、弁護士に相談することをおすすめします。
慰謝料請求などの法的手段を取る場合、書類作成や手続きをしなければいけませんので、1人で戦っていくよりも弁護士に相談したほうが安心です。

今後どのように対応していくかや、集めた証拠の効力についてもアドバイスをもらうことができます。

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逆ギレに負けない!損をしないために知るべきこと


逆ギレ中に言われやすいこととして、「勝手に携帯を見るなんてプライバシーの侵害だ!」「たった1回の過ちだし、昔のことだ。」「○万円支払えばいいんだろ!」などがあります。
勢いに圧倒されて、相手の言い分を聞いてしまうと、損をする可能性があります。

携帯を見ることはプライバシーの侵害にはなりません

一般的には、配偶者の携帯を勝手に見ることはプライバシーの侵害にはなりません。
ただし、携帯の中の情報をデータ送信(メール添付やAirdropなど)で送ったり、SNSなどに流出させることは不正アクセス禁止法にあたりますので、ご注意ください。

よって、勝手に携帯を見たことを責められたとしても、罪に問われることはありませんのでご安心ください。

1回きりの不倫でも慰謝料が請求できます

不倫の有無の定義に回数は関係ありません。1回きりでも肉体関係を持っていれば、不倫にあたり、慰謝料を請求することができます。

ただし、不倫には時効があり「不倫の事実を知ってから3年を過ぎている場合は時効」となります。もちろん慰謝料を請求することもできません。勘違いしやすいのですが、「不倫の事実を知ってから3年」であって、3年前の不倫が今になって発覚した、という場合は慰謝料を請求することができます。
また、夫に対する慰謝料の請求は、婚姻関係の解消から6か月を経過するまでは、時効の完成が猶予されます(民法159条)。

示談での解決は損をしてしまう可能性があります

逆ギレした夫が示談で解決しようとしてきても、応じてはいけません。
不倫の慰謝料の相場は50~200万円であり、示談に応じてしまうと損をする可能性があるからです。

不倫の回数や期間によっては慰謝料額が高くなる可能性もあるため、弁護士に相談して適切な慰謝料額を判断してもらうことをおすすめします。

まとめ

不倫について問い詰めて、夫に逆ギレされてしまった場合でも、諦めないでください。
なぜ夫が逆ギレをしているのかを考え、こちらは常に冷静に対処していくことが大切です。

逆ギレは長くは続きませんし、必ず解決することができます。
状況に応じて適切な対処を行い、夫には何らかの形でしっかりと反省させましょう。

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