7STEPでできる!上手な浮気の問い詰め方

「配偶者の浮気の証拠を掴んでしまった…」
「でもどのように問い詰めていけばいいのだろう…?」

こんな悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?

浮気の証拠というのは掴んだだけでは意味がありません。相手に開示、もしくは交渉の材料にして初めて意味があるものとなります。しかし、浮気について感情的に問い詰めても良い結果にはならないケースがほとんどです。せっかく掴んだ浮気の証拠を台無しにしないためにも、配偶者に言い逃れされないよう戦略的に問い詰めていくことが大切です。

そこで今回は、配偶者に浮気を認めさせ有利な条件で離婚できるような、もしくは、浮気問題にけじめをつけ平穏な夫婦生活を取り戻せるような、そんな理想的な問い詰め方について詳しく解説していこうと思います。

配偶者への浮気の問い詰め方7STEP

配偶者へ浮気を問い詰める際は、以下の7STEPの手順に従うのが理想的と言えます。

STEP1:証拠を集めておく
STEP2:普段通りにふるまう
STEP3:問い詰めた後どうしたいかを考えておく
STEP4:レコーダーを回しておく
STEP5:予告はせず、唐突に「浮気しているか」尋ねる
STEP6:否定されたら証拠を見せる
STEP7:話し合いをする

STEP1:証拠を集めておく

配偶者へ浮気を問い詰める際は、その根拠となる証拠についてはある程度集めておく必要があります。法的に有効であり、浮気の確たる証拠というのは、肉体関係があったことがわかるものですが、必ずしも手に入れる必要はありません。

浮気というのは、相手が認めさえすれば、それが何よりの証拠となります。もちろん、問い詰める際に確たる証拠があったほうが心強いのは間違いありませんが、あまり無理な方法で証拠集めをすると、問い詰める前に証拠集めをしていることが相手にバレてしまいます。となれば、相手は警戒し、その後は証拠を入手するのがより困難になってしまうのです。

どうしても確たる証拠が欲しいという方は、自力で証拠集めをするのではなく、探偵や弁護士といった専門家に一度相談してから行動に移すように心がけましょう。証拠集めの段階で焦りは禁物です。とはいえ、ある程度有効な証拠が手元にないことには、相手を問い詰めることすらできないため、以下のような証拠を集められるよう普段から意識するのが良いでしょう。

・メールやSNS上のやり取り
・通話履歴
・レシートやクレジットカードの明細
・交通系ICカードの利用履歴

STEP2:普段通りにふるまう

浮気の証拠集めをしている最中、もしくは何かしらの証拠を掴んだとしても、普段通りにふるまうことが大切です。すでに浮気に気付いていることが相手に察知されてしまえば、対策を講じられるおそれがあります。となれば、証拠集めはより困難になってしまいますし、せっかく集めた証拠の言い訳を考える時間を与えることにもなりかねません。

表面上は相手に察知されないよう普段通りにふるまいながら、着々と準備を進めていきましょう。何も知らないふりをして、相手がより自由に行動できるようにしておけば墓穴を掘る機会も増えるため、とりあえずは相手のしたいようにさせておくのが理想的です。

STEP3:問い詰めた後どうしたいかを考えておく

次は、配偶者へ浮気を問い詰めた後、自身がどうしたいかを考えておきましょう。
浮気問題を乗り越えて夫婦関係を再構築したいのか、もう一緒にいるのは難しいため離婚をするのか、どちらを選択するかによってその後の対応は大きく異なることになります。

夫婦関係を再構築したいのであれば、相手の気持ちも伴わなければなりませんので、自分1人で決められることではありません。夫婦間の話し合いが非常に重要となります。一方で、離婚を選択するのであれば、財産分与や慰謝料の問題、子どもがいるのであれば親権の問題などについて、あらかじめ検討しておかねばなりません。

STEP4:レコーダーを回しておく

配偶者へ浮気を問い詰める前には、ボイスレコーダーを用意しておきましょう。
問い詰めた際に言った・言わないでトラブルにならないよう、音声を録音しておきましょう。ただし、相手に黙って録音するのではなく、可能であれば事前に許可を取って録音しておくのが理想的です。「後になって言った・言わないでトラブルになりたくない」、「お互いのためにも話し合いは録音しておきたい」といった理由をつければ、相手も納得せざるを得ないでしょう。

また、自分の両親や知人といった、第三者に立ち会ってもらうのも良い選択肢の1つです。とはいえ、家庭の事情に他人を巻き込むことには変わりないため、知人に依頼するのであれば信頼関係のある相手に頼むのが良いでしょう。

STEP5:予告はせず、唐突に「浮気しているか」尋ねる

あらかじめ「話があるので時間を作ってほしい」などと予告してしまうと、配偶者に勘繰られることになります。相手が普段から勘が良いのであれば、浮気についてかもしれないと考える可能性は十分にあります。となれば、配偶者に言い訳を考える余地を与えることになるばかりか、浮気相手と口裏合わせをされる危険もあり、まるでメリットがありません。

いざ浮気について問い詰める際は、家で落ち着いているときなどに唐突に尋ねるのが理想的です。なんの準備もできていない状態で浮気の話を切り出されたら、思いのほかすぐに浮気を認める可能性もあり、こちらにとっては非常にメリットがあります。

STEP6:否定されたら証拠を見せる

浮気について問い詰める際は、否定されたらそこではじめて証拠を見せましょう。

浮気の証拠というのは、こちらにとって交渉の材料となる重要な武器であるため、最初からさらけ出す必要は一切ありません。たとえば、証拠としてホテルの利用履歴を掴んでいるのであれば、この日はどこへ行っていたのかを問い詰め、友人の家へ行っていた、会社で出張だったなどと言い訳をした後、利用履歴の証拠を出すことで相手の嘘が明白となります。一つ嘘を崩すことができれば、そこから雪崩のように相手の主張が崩れていくケースはめずらしくはありません。

よって、ひとまず証拠があることは隠しておき、配偶者が浮気していることを否定したり誤魔化したりしたときに、証拠を出すとより効果的となります。

STEP7:話し合いをする

浮気したことの事実確認ができたら、浮気に至った経緯などを尋ねてみましょう。
今後、夫婦関係をどうしていきたいのか、お互いの意思を確認し合う意味でも話し合いは非常に重要です。

前述のとおり、夫婦関係というのは自分の気持ちだけで継続できるものではありません。相手の気持ちが伴ってはじめて継続できるものです。再構築を望んでいるのであれば、相手が今後についてどう考えているのかを確認しましょう。
離婚がしたい場合も、相手の気持ちを確認することは大切です。とはいえ、浮気が事実だったということは離婚原因になり得るため、基本的には有利にその後の話し合いを進めていける可能性が強いです。離婚となれば、財産分与や慰謝料、子どもの問題など、あらかじめ検討していた自身の考えを相手に伝え、今後どうするのかを決めていくのが良いでしょう。

リスクもある!自分で浮気を問い詰めるときに知っておきたいこと5つ


自分で浮気を問い詰める際は、リスクも抱えることになります。1つ問い詰め方を間違えてしまえば、自身が望んでいた結果にならない可能性もあるため注意が必要です。そこで以下にて、自分で浮気を問い詰めるときに知っておきたいことを5つご紹介します。

①言い逃れされてしまうおそれがある

浮気の証拠を提示したからといって、相手が必ずしも浮気を認めるとは限りません。言い逃れされて、うやむやにされてしまうことも想定しておく必要があります。特に、普段から口がうまい配偶者なのであれば、言い逃れされるおそれは非常に強いと言えるでしょう。

言い逃れされないためには、証拠をすぐに出さない、相手の嘘を引き出してから証拠を出す、といったことを強く意識するようにしてください。

②逆ギレされてしまうおそれがある

人間というのは、追い詰められると何をしでかすかわからないものです。浮気の証拠を提示され、自らの嘘が露呈したとなれば、逆ギレしてくるおそれがあります。特に、日頃から感情的になりがちな配偶者なのであれば、暴力を振るわれる危険もあります。
これを防止する意味でも、相手の同意のもと話し合いを録音しておけば、後になって証拠になることを本人もわかっているため、無茶な行動に出る可能性を下げることができます。

しかし、レコーダーを壊されてしまうおそれもあることから、相手の行動にどうしても不安を感じるという方は、話し合いに家族や知人、もしくは弁護士といった第三者に同席してもらうのが良いでしょう。

③自分の望まぬ結末になってしまうおそれがある

浮気の証拠を掴み、相手を問い詰めたからといって、必ずしも自分の思い通りになるとは限りません。相手の気持ち次第では、自分の望まぬ結末になってしまう可能性は常に想定しておきましょう。

たとえば、自分が夫婦関係の再構築を望んでいたとしても、浮気調査したことに配偶者が怒ってしまい、家を出ていってしまう可能性もあります。気持ちがすでに浮気相手に傾いている可能性も否定はできません。
また、離婚したいと考えていたとしても、相手の反省・謝罪を受けて気持ちが迷うこともあるでしょう。

このように、浮気を問い詰めるということは、夫婦の今後を大きく左右するリスクを伴うものです。自身がどうしたいのかだけでなく、相手の気持ちもあることを忘れてはいけません。望まぬ結末になってしまうおそれがあることも受け入れた上で、浮気についての話を切り出しましょう。

④知りたくない事実を聞くことになる

浮気について問い詰めた後、浮気の経緯や詳細について生々しい話を聞くことになりかねません。となれば、精神的な負担を抱えることになりますし、知りたくない事実を聞くことになる可能性もあります。よって、浮気について問い詰める際は、相応の覚悟を持って臨む必要があります。知りたくない事実を聞くことになる可能性に備え、話し合いの中で動揺しないよう、しっかりとメンタル面の準備もしておきましょう。

⑤証拠を隠滅されるおそれがある

自分で浮気を問い詰めていると、写真やレシートなどの紙の証拠は破り捨てられたり、音声データやメッセージ履歴などは消去されるおそれがあります。既に持っている証拠は、コピーやバックアップを取っておくなど、相手に破棄されてしまった場合に備えて必要な対策を取っておきましょう。

また、まだ見つかっていない証拠を隠滅されたり、問い詰めることで警戒されたり、今後新たな証拠が手に入らなくなる可能性もあります。証拠収集については、無理のない範囲で行いつつも、可能な限り行った後で話し合いへと臨むよう心がけてください。

弁護士など専門家に依頼するのが確実

自分で浮気を問い詰めるにはリスクや負担が伴います。どうしても不安な方は、弁護士などの専門家に依頼するのが確実です。弁護士は法律のプロであると同時に交渉のプロでもあります。浮気を問い詰める際にもっとも効率的な方法を熟知していますし、なにより素人目では判断できない相手の粗を指摘し、有利に話し合いを進めることもできます。また、第三者を交えることで、お互い冷静に話し合いができるメリットもあります。

ただし、最初から弁護士を交えると相手が警戒するおそれもあるため、まずは夫婦間で話し合いをするのが良いでしょう。もっとも理想的なのは、話し合いをする前に弁護士に相談をし、現在手元にある証拠や自身が今後どうしたいのかを踏まえた上で、的確なアドバイスをしてもらってください。浮気を問い詰める際の話の切り出し方や、証拠を出すタイミングなど、疑問や不安に感じていることは、すべて弁護士に尋ねてみてくださいね。

まとめ

浮気を問い詰める際は、事前準備をしっかり行って戦略的に進めることが大切です。相手が言い逃れできないよう、掴んだ証拠をうまく活かして相手の嘘を引き出し、不倫の事実を認めさせましょう。もし、相手に言い逃れされてしまうと、その日の話し合いはこれ以上の進展は望めなくなります。さらには警戒されてしまい証拠の入手がより困難となるため、軽い気持ちで浮気について問いただすのは危険です。どうしても不安な方は、事前に弁護士に相談するのがおすすめです。話し合いの際のリスクや精神的な負担を考慮すると、弁護士に間に入ってもらうというのは賢明な選択と言えます。そこで、まずは無料法律相談を利用するなどし、現在の状況を弁護士に相談、アドバイスをもらうことからはじめてみましょう。

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