浮気の疑いを晴らすためは、冷静なコミュニケーションと事実の証明。その方法を徹底解説

本当は浮気をしているわけでも、やましいことがあるわけでもないのに、パートナーから浮気を疑われてしまうことって、めずらしいことではないですよね。たとえば、たまたま街中で学生時代の異性と遭遇し、少し話していたところをパートナーの友人に目撃されてしまい、浮気を疑われてしまうなど、様々なシチュエーションがあり得るでしょう。そして、一度植え付けられた浮気の疑いというのは、簡単に晴らすことはできません。

そこで今回は、パートナーから浮気を疑われてしまった場合、相手の誤解を解くためにどのように対応すべきかをご説明していこうと思います。

浮気の誤解を解く手順


パートナーから浮気の誤解を解くための基本的な手順は、以下のとおりになります。
以下の手順に則って行動すれば、浮気の誤解を解くことが十分できるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

①誤解を招くような行動をしたことに対して謝る
②浮気は誤解だと相手の目を見て伝える
③事実をありのまま正確に伝える
④証拠などがあれば見せる
⑤嘘をついてしまった理由を伝える

誤解を招くような行動をしたことに対して謝る

相手にこちらの誠実さを理解してもらうためにも、まずしなければならないことは「謝罪」です。浮気は事実でないのだから、勝手に疑っているのはそちらなのだから、といった敵対心は持つべきではありません。まずは、自身が誤解を招くような行動をしたことに対して、しっかり謝罪することからスタートしましょう。

最初の対応を間違えてしまうと、下手をすれば喧嘩などへと発展してしまい、パートナーとの関係に大きな溝を作ることにもなりかねません。そういった事態へ陥ってしまえば、もはや疑いを晴らすどころの騒ぎではなくなる危険もあるため、「まずは謝罪から」というのを必ず頭に入れておくようにしてくださいね。

浮気は誤解だと相手の目を見て伝える

次は、浮気は誤解であると相手の目を見てしっかりと伝えましょう。普段の接し方次第では、相手の目を見るといったあまりに真摯な態度は、「逆に怪しい」と勘繰られる可能性も十分あります。しかし、真摯な態度でないことより遥かに印象は良いものです。
もちろん、これ以上の過剰な演出などをする必要はありませんが、相手の目を見て伝えるというのは、一つの誠実な態度であることは間違いありません。浮気の誤解を晴らしたいのだという気持ちを、パートナーの目を見てしっかりと伝えてみてくださいね。

事実をありのまま正確に伝える

次は、事実をありのまま正確に伝えることで、パートナーからの理解を得ましょう。浮気を疑われているのであれば、その相手となる異性との関係性や、どういった状況で連絡を取ったり、一緒に居たりしたのかなど、自身のすべての行動の理由と真実を話しましょう。
ここで下手に嘘をついてしまうと、言動と行動に矛盾が生じてしまう恐れがあります。そして、一度ついた嘘はそれを隠すために、さらに嘘を積み重ねなければならない危険があります。もし、その嘘がバレてしまえば、浮気は事実でないにも関わらず、さらに疑われることになってしまいます。浮気の疑いを晴らすために嘘は必要ありません。浮気が事実でない、やましい気持ちがないのであれば、パートナーにはありのままの事実を正確に伝えれば良いのです。

証拠などがあれば見せる

事実を伝える上で、その裏付けとなる証拠があるのであれば、一緒に提示するのが良いでしょう。言葉だけというのは、強い説得力を持つものではありません。言葉を裏付ける証拠があってはじめて、強い説得力を生み出すことができるのです。たとえば、浮気を疑われている相手とのLINEやメールといった普段のやり取りを見てもらうなど、関係性がわかる証拠が非常に有効です。もしそういったものがないのであれば、友人・知人に協力してもらって、浮気が事実でないことを説明してもらう、というのも有効な方法の1つです。
パートナーから浮気を疑われているときは、それを否定する言葉に加えて、証拠を付け足すことが疑いを晴らす上でもっとも良い方法と言えるでしょう。

嘘をついてしまった理由を伝える

もし、嘘をついていたことがきっかけとなって浮気を疑われたのであれば、なぜ嘘をついてしまったのか、その理由をパートナーに伝えましょう。現実には、やましい気持ちがあったわけではないが、疑われることが嫌で、いわゆる愛のある嘘を選択する方がいるのも無理はありません。しかし、パートナーからすれば嘘の事実は変わらないのです。
なぜ嘘をついてしまったのか、自身の気持ちをしっかりと伝え、パートナーに理解してもらってくださいね。

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話し合いで気をつけること4つ

パートナーと話し合いをする際は、以下の4つに気を付けるようにしてください。
この4つに気を付けてさえいれば、浮気の疑いを晴らす近道になってくれるはずです。

①嘘に嘘を重ねない
②逆ギレしない
③相手の言い分をしっかり聞く
④言い訳はしない

嘘に嘘を重ねない

すでに前述していますが、嘘に嘘を重ねないことは非常に大切です。心から浮気の疑いを晴らしたいと思っているのであれば、そのために嘘は必要ありません。
1つの嘘がさらなる嘘を招くことになった際の末路は前述したとおりです。
また、その場しのぎでついた嘘というのは、必ずどこかでバレることになります。浮気が事実でない以上、これ以上の嘘を重ねる必要はないのだと覚えておいてくださいね。

逆ギレしない

浮気の疑いを晴らす過程で、パートナーがあまりにもこちらの言い分を理解してくれず、イライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、ここで逆ギレなどをしてしまえば、さらに事態が悪化する危険もあります。浮気が事実でない以上、こちらが悪いことをしているわけではありません。責め立ててくる相手を不快に感じることも当然あるはずです。そこをぐっとこらえて、誠実な態度で臨むことは、間違いなく浮気の疑いを晴らす近道になります。疑われることをした自身にも非があると言い聞かせ、冷静に話し合いを進めてくださいね。

どうしてもイライラしてしまう場合は、いったん話し合いを中断するのも良い方法の1つです。少し時間を作って、冷静さを取り戻してみるのが良いでしょう。話し合いをするのはそれからでも遅くはありません。もし、「口裏合わせをするためだ」などと、さらなる疑いを深めてくる場合は、スマートフォンをその場に置いていくなど、単に頭を冷やすために必要な時間なのだと伝えるのが良いでしょう。

相手の言い分をしっかり聞く

浮気の疑いを晴らすためには、自身の主張だけをし続ければ良いわけではありません。その都度パートナーの言い分もしっかり聞き、どういうところが嫌だったのかなど、気持ちを理解し合いながら話し合いを進めていけるのが理想です。
ただ浮気の疑いを晴らせればいいという気持ちだけではなく、今後同じようなことが起きないためにもパートナーの言い分、気持ちを理解してあげてくださいね。

また、パートナーの言い分を理解することができれば、何が問題だったのかをいち早く察知できます。パートナーの言い分さえ察知できてしまえば、その後の話し合いではそこを中心に進めていくことで、早い段階でパートナーの誤解も解けるはずです。パートナーの疑い、怒りの根幹はどこなのかを見極めてみましょう。

言い訳はしない

浮気の疑いを晴らすために言い訳をしてしまう方は多いのではないでしょうか?
しかし、言い訳はなるべくしないに越したことはありません。言い訳というのは、いわば自己保身の1つです。パートナーからすれば、この期に及んでまだ自己保身をするのか、といった印象を抱かせてしまうことになります。浮気が事実でない以上、言い訳をしたい気持ちも無理はありませんが、それは後回しにしておきましょう。まずは、浮気の疑いを晴らすことが先決です。そのための障害となり得る、言い訳という自己保身は避けましょうね。

パートナーの信用を取り戻すためにできること4つ


無事に浮気の疑いが晴れたとしても、パートナーとの信頼関係については、また1から積み上げていこうという気持ちが大切です。そこで、パートナーの信用を取り戻すために、今日からでもすぐにできること4つをご紹介していきます。

①隠し事はせず情報を共有する
②コミュニケーションを密に取る
③嘘はつかず正直になる
④同じことが起こらないよう対策方法を考える

隠し事はせず情報を共有する

パートナーからの信用を得る1つの方法として、「情報を共有する」というものがあります。たとえば、次の日曜は誰とどこに出かける、仕事後に飲み会が入っている等、自身の予定表を共有してみると、強い安心感を得られるものです。
とはいえ、個々にはプライバシーがあって当然ですので、隠し事はしないまでも、過剰な情報の共有には注意しましょう。それと同じ情報の共有をパートナーにも求めるとなれば、窮屈に感じてしまう方がいてもおかしくはありません。2人にとって負担になりすぎないような情報共有をルール化するのが良いでしょう。

アクティブ・リスニングを利用する

アクティブ・リスニングは、相手の話をちゃんと聞いて、理解しようとする方法です。具体的には、相手が話しているときに、目を見て聞いたり、うなずいたり、話し終わったら自分の言葉でまとめたりして、相手に「ちゃんと聞いてるよ」ということを伝えます。パートナーから浮気を疑われてしまった方は、ここ最近のコミュニケーションはいかがだったでしょうか?少し蔑ろになっていたなと感じる方は多いはずです。

夫(タロウ)が会社の飲み会で遅くなり、帰宅が遅れたことがあるとします。そのことで、妻(ハナコ)がタロウが浮気をしているのではないかと疑ってしまいました。そんな時、タロウはアクティブ・リスニングを使ってハナコの誤解を解くきっかけができるかもしれません。

目を見て話を聞く: タロウはハナコの目を見て、彼女の気持ちや心配事を聞きます。「どんなことが心配なの?」と尋ねることで、ハナコは自分の気持ちを話しやすくなります。

うなずいたり、相槌を打つ: ハナコが話すとき、タロウは「うんうん」「そうだね」「確かに心配だよね」と言って、話を聞いていることを伝えます。

質問をして理解を深める: タロウは「どんなことが浮気だと思ったの?」と質問して、ハナコの考えをもっと聞きます。これにより、ハナコの不安や疑念を具体的に把握することができます。

話し終わったらまとめる: ハナコが話し終わったら、タロウは「遅く帰ってきたから、浮気をしているんじゃないかと心配になったんだね。」と言って、自分の言葉で話をまとめます。

誤解を解く説明をする: タロウはアクティブ・リスニングでハナコの気持ちを理解した上で、遅く帰宅した理由や飲み会の詳細を説明し、浮気ではないことを伝えます。

読んでみると簡単ですが、意外とできないことなので少しずつチャレンジしてみてください。

嘘はつかず正直になる

パートナーとの信頼関係を築くために嘘は必要ありません。中には必要な嘘もあると考える方がいてもおかしなことではありませんし、その方にとってそれは愛情表現の1つなのでしょう。しかし、パートナーの立場からすれば、嘘は嘘であることに変わりはなく、それ以上でもそれ以下でもありません。もし、今回の浮気を疑われる過程で、嘘がきっかけだったり、原因になっていたりした方は、少しご自身の考えを改めても良いかもしれないですね。これを機に嘘をつくのはやめ、正直にパートナーに話す癖をつけることで、より深い信頼関係を築ける未来が手に入る可能性は強いです。

同じことが起こらないよう対策方法を考える

なぜ今回のように浮気を疑われるような事態へと発展してしまったのか、その理由を考え、同じことが起きないためにも対策を考えましょう。対策を考えるということは、今後の良好な夫婦関係を維持する上で非常に重要です。まずは、浮気を疑われてしまうような行動をしたこと、浮気でないのに信じ切れずに疑ってしまったこと、双方に非があったことを認めることが大切です。その上で、今後同じことが起こらないために2人には何が必要かを考え、今後はそれを実行していくのが良いでしょう。

誤解を解くためにアプリやツールを使う

浮気の誤解を解くためのアプリやツール活用して、夫婦間のコミュニケーションを向上させることで、浮気の誤解が解ける可能性が高まります。今、どこで、何をしているのか?をお互い共有し、透明化することによって相手の不安が少しずつ薄まっていくでしょう。

位置情報共有アプリ

「Find My Friends」や「Googleマップ」などのアプリを使って、お互いの位置情報を共有することで、相手がどこにいるかをリアルタイムで確認できます。これにより、浮気を疑われる状況を避けることができるでしょう。

カレンダーアプリ

GoogleカレンダーやAppleカレンダーのようなカレンダーアプリで予定を共有し、お互いのスケジュールを把握することができます。これにより、予定外の行動や怪しい行動が減り、誤解が生じにくくなるでしょう。

カップル専用アプリ

「Between」や「Couple」のようなカップル専用のアプリでは、チャット機能や写真共有、記念日管理など、カップル間でコミュニケーションを深める機能が揃っています。コミュニケーションが活発になれば、誤解が生じにくくなります。

オンラインカウンセリングアプリ

「Talkspace」や「BetterHelp」などのアプリを利用して、専門家とオンラインでカウンセリングを受けることができます。このようなアプリを利用して、夫婦間のコミュニケーションや信頼関係の構築に取り組むことで、浮気の誤解を解くことができるでしょう。

まとめ

パートナーから浮気をされたと誤解されてしまったときは、まずは不安にさせてしまったことを反省・謝罪し、その後も冷静に対応することが大切です。浮気が事実でない以上、パートナーから疑いをかけられたり、責め立てられたりというのは、決して気持ちの良いものではありません。しかし、そこで冷静さを失ってしまえば、さらに大きな溝を作る危険があります。そこで、何より優先すべきは浮気が事実でないと理解してもらうことです。そこさえ理解できれば、パートナーも疑ってしまった事実について反省・謝罪をしてくれるでしょう。その後、双方が誠心誠意向き合うことができれば、失われかけた信頼関係はこれまでより強固なものとなってくれるはずです。

しかし、もし浮気の誤解がきっかけとなって法的トラブルへと発展してしまったという方は弁護士に相談するのが良いでしょう。たとえば、離婚や慰謝料といった話がパートナーから出てきたのであれば、いったん話し合いは打ち切りとし、一度離婚問題に強い弁護士からアドバイスをもらいましょう。

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