受給状況と和解率

B型肝炎給付金で訴訟した人数 109,518人(前年から+12,544人)
B型肝炎給付金で和解した人数 85,616人(前年から+8,515人)
和解率 78.2%

※2023年1月31日現在 (参照:法務省Webサイト)

B型肝炎の持続感染者は、110万人から140万人存在すると推計されています。

このうち昭和23年から昭和63年までの間に集団予防接種等(予防接種またはツベルクリン反応検査)の際に、注射器(注射器または注射筒)が連続使用されたことが原因でB型肝炎ウィルスに持続感染された方は、全国に最大40万人以上と推定されています。

誰もが被害者になる可能性がありました。

推定対象者40万人の場合、2023年1月31日時点で訴訟を起こした方は約11万人で全体の約27% 和解された方は約8万5000人で約21%に留まっており、まだ多くの方が給付金を受け取っていない状況と言えます。

そのような状況もあり、平成27年(2015年)3月に20年の除斥期間が経過した死亡 肝がん、肝硬変(重度及び軽度)の方々との和解に関しても基本合意書が提携されたことをはじめ、平成28年(2016年)8月に給付金の請求期限を5年間延長するとともに、発症から20年経過した方に対しても給付金の支給等を行うことなどとした特措法改正が行われ、令和3年(2021年)6月には、給付金の請求期限を令和9年(2027年)3月31日まで延長する特措法改正法が施行されるなどしています。

「手続きがよくわからない」「国と裁判をすることに抵抗がある」といった理由から、まだ手続きを行なっていない方もいらっしゃるかもしれません。

給付金の請求は弁護士に相談して行うこともできますので、ご自身での手続きに不安を感じている方は、一度弁護士までご相談ください。

B型肝炎給付金で訴訟・和解した人数、和解率の推移

訴訟した人数 和解した人数 和解率
2023年 109,518人 85,616人 78.2%
2022年 96,974人 77,101人 79.5%
2021年 85,218人 67,641人 79.4%